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わたしの読書日記 #1どこにいたって自分次第 留学してから感じること

こんばんは🌕
なえです。

 かもめ食堂の映画を見る機会があり、面白かったので、原作の群ようこさんの小説を読みました。心に響いた部分や、最近のわたしと共鳴している部分があったので、書き記そうとnoteに書いてみようと思います!
 実は、以前も読書日記を投稿していたのですが、アカウントを変えたので記事が残ってないんですよね。日記は読み返すのが楽しいから、今読み返せないのが残念。
 だから、時が経って、このnoteを見返しているわたしに向けても書いてみたいと思います🌏
(最近は、友人の影響でやたらと本を読んでいます。通勤時間も長くなったので、本と共に行動する日々。なんだか嬉しい☺️)


#1どこにいたって自分次第 留学してから感じること [かもめ食堂 群ようこ]

※ネタバレになりうる可能性があるので、まっさらな状態で作品を楽しみたい方は、読んだ後にまたこちらにいらしてくださいね🍀

 ずっと気になっていた作品。
「北欧のデンマークに行くのならば、観なければ!」と思いつつ、映画を観ていなかったのですが、最近機会があり、ついに観ました!
映画を観て、原作が気になったので、群ようこさんの本を読みました。

読み終わった今、心のろうそくの明かりが灯されたようなホッとした気持ちになっているのは、それぞれの人生をジャッジすることなく、ありのまま受け入れている3人の生き方のように思う。

サチエ・ミドリ・マサコがフィンランドに来るまでの人生。
別に輝かしいわけではなくて、天下りのおじさんたち相手にゆるく働いていたり、親の介護をしていたり、会社員として働いていたり。そこがすごいわたしにとって安心したパートだった。
なんだか、気付かぬうちに、「輝かしい人生を送らねば」と力んでいる自分がいる。それとも、高望みしているのかな?いずれにせよ、今を忘れて、無いものに目がいく時があるから、「どんな生活でも立派な人生なんだよ」と改めて我に帰った。

3人の関係も素敵だった。
特別に仲良しでも仲が悪いわけでもなく、程よい距離感なのが絶妙で、お互いに執着せず、あくまでも「自分と他者」としての相手を尊重し合う姿。特に、マサコが帰国を決めた後に思った。
相手の人生だからって思いやるのが友情なのかなって思ったり。

その中で、自分の人生を自分でコツコツ切り開いてきたサチエの中にある、強くしなやかな芯が随所で垣間見えて、かっこいいなぁって思った。
特に、一番わたしの心に響いたところは、

「自然に囲まれている人が、みな幸せになるとは限らないんじゃないかな。どこに住んでいても、どこにいてもその人次第なんですよ。その人がどうするかが問題なんですよ。しゃんとした人は、どんなところでもしゃんとしていて、だめな人はどこに行ってもだめなんですよ。きっとそうなんだと思う」

サチエ かもめ食堂/群ようこ 

これこそ、わたしが最近言い表せられなかったことだ!!

「海外にはもう行かないの?」「日本ではできないけど、海外だとできるよね」と、ある人から言われたのだが、今のわたしには❓と頭にハテナになってしまった🫢


留学に行ってから大きく変わった価値観がまさしくここにあると思う。

デンマークに留学する前は、
「日本は閉塞的だから、生きづらい。オープンじゃない。自分らしく生きるのが大変だから海外に行きたい」
そんな気持ちがあった。
だけど、実際に半年間海外で生活して感じたのは、
「人はどこにいても同じだということ」 言い方を変えるなら、
「私はどこにいても私だということ」

ここで伝えたいのは、「海外に行ったからって変わらないよ」と言いたいわけじゃないということ。
もちろん、環境は大事だから、環境が変われば自分も変わることもある。
わたしだってそう。デンマークに行って、もっとオープンに、少し力を抜いて、それぞれの人生を楽しむ様子を見て、影響を受けた。多少なり変わったかもしれない。
私が言いたいのは、どこにいてもどう生きるかが大事なんだなってこと。まさしく、サチエがいったことである。


最近、わたしのデンマーク日記を読み返す機会があり、それを大きく感じた。
常に、「自分の周りを居心地良くすること」をデンマークでしていて、言語関係なく話しかけたり、コンフォーゾーンを出てみたり、たくさん行動をしていたようだ。忘れてる部分もあったので、自分がそうやってデンマークで生きていたことを思い出した。


海外に行くことは魔法ではない。
海外にただ行ったからできたことではなくて、わたしが「こう生きる!こうする!」と決めて意志を持って行動した結果だ。 
と思う。

それがわたしの場合、偶然(なんて無いが〜、)デンマークでわたしがこういう生き方をしていたということ。海外でできるようになったから、日本でもどこでもできるようになった。今では自分を信じる材料になっている。

 海外に住んでる人はむっちゃかっこいい!!って思ってたけど、(そりゃあ違う土地で生きていくのは大変だから、かっこいい)
今はそれよりも、「どこにいても自分の道を歩んでいる人」に惹かれる。
それがどんな内容であれ、自分で決めたことをして、自分で命を運んだ場所で生きている人ってかっこいいと思う。(これを運命と言います〜)
だから、冒頭の「日本ではできないけど、海外ではできるよね」という言葉私はに引っかかったんだと思う。

デンマークにいって、石垣に行って、地元に帰ってきて。
それぞれの場所で出逢った人は、自分の人生を歩んでいる人が多くて、すごく刺激を受けた。その人らしさが詰まっている気がした。
旅にたくさん行っている、とかそういう表面上の話じゃなくてね。

私が次に海外に長期で行くときは、目標を立てていきたいなぁと思っている。ただ、「〇〇で生活する!」じゃなくて、そこで何をどうしたいかはっきりと。
決めなくてもいいけど、今の私は決めたいなって思う。そっちの方が自分がより強く成長できる気がして。
(とか言いながら、写真を見返していたら無性に行きたくなってきました🥺とりあえず行ってみないとわからないこともあるよね?イットルコトチガウヤン笑)

サチエの言葉は、フィンランドという異国で自分が貫きたいもの、シンプルな鮭・おかか・昆布のおにぎりだったりを信じて、かもめ食堂を営んでいる姿と重なった。

ブレる時もあっていい、が、いずれは私もサチエみたいになるんだ!

かもめ食堂を読んで、こんなことを想ってみたりしたのでした。

みなさまも、ぜひかもめ食堂読んでみてくださいね〜🇫🇮
ちょいちょい笑えるところがあって、面白かったよ!

今日も読んでくれてありがとう!

なえ🌱

〜番外編〜
かもめ食堂を読んで、私がフィンランドに行った時のことを思い出しました。


なんと、フライトがキャンセルになったので、タダで宿泊して、タダ飯を食べて、観光する時間もゲットしたのです!(真冬の1月に⛄⛄️)

雪がまあまあ積もっていた


電車で30分ほどかけてヘルシンキへいき、3時間観光してきました!
とりあえず、早歩きでマリメッコを見て、大聖堂に行き(階段が急で凍っていてスリリングでした)、有名なサーモンスープを食べてきました🍽️
私のフィンランドに行きたいという念が通じたのか、いけました。

マリメッコはかわいい
思ったより階段が急で、高い
久しぶりに美味しいものを食べて沁みたんだっけな


確かに、マリメッコの店員さんは仏頂面だったな〜
次は天気のいい時に、大満喫したいね〜
って思い出したのでした。

では👋





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