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混沌と希望の狭間

タイトル:混沌と希望の狭間

説明文:

この作品は、私の過去の経験と精神的な闘いを表現しています。特に、双極性障害、ADHD、PTSD、といった精神疾患に対する個人的な闘争と、その中で見つけた希望の象徴を描いています。

背景には、無数の色がぶつかり合い、混沌とした状況を表しています。これは、双極性障害による気分の波や、ADHDによる集中の乱れ、そしてoverdoseで視えたハルシネーションの世界とPTSDによるフラッシュバックやトラウマを象徴しています。背景の色彩は、私が日常的に感じる感情の嵐や内面的な葛藤を視覚的に具現化したものです。特に、赤や紫、黄色の強い色は、激しい感情の爆発やハルシネーションによる不安定な気分を示しています。

作品の中央に描かれた逆三角形は、いつかは三角形に戻るという希望と再生の象徴です。この逆三角形は、困難な状況の中でも見つけることができる安定感や、再び立ち上がる力を表しています。逆三角形の中は比較的静かで穏やかな色調で塗られており、これは私が経験した治療やサポートの過程で得られた心の平穏を表現しています。

特に注目して欲しいのは、三角形の外側に広がる色彩の対比です。これは、私が直面してきた絶望と、それを乗り越えるために必要だった強さを象徴しています。外側の混沌とした部分は、私が経験した過去の自殺未遂やオーバードーズの痛ましい記憶を示しています。これらの経験は、私の心に深い傷を残しましたが、それでも私は生き延び、再び立ち上がることが出来る希望を持っています。

このアート作品を通じて、私は過去の辛い経験を乗り越えるための希望と再生のメッセージを伝えたいと思っています。逆三角形の内部の静けさは、私が治療やサポートを通じて見つけた安定感と、新しい希望を象徴しています。この希望は、私だけでなく、同じような経験をしている他の人々にも共有したいと考えています。

作品の全体的なテーマは、「混沌の中での希望の発見」です。私は、自分自身の内面の混乱とそれを克服する過程を描くことで、他の人々が自分自身の闘いに立ち向かうための勇気と希望を見つける手助けをしたいと考えています。特に、精神的な苦しみを抱える人々が、自分の経験を通じて新たな視点を得るきっかけとなれば幸いです。

この作品を見た人々が、自分自身の混沌の中でも希望を見つけることができるように、そして再び立ち上がる力を見つける手助けとなることを願っています。私のアートは、ただの自己表現だけでなく、他者へのメッセージとして機能することを意図しています。この作品が、見た人々にとって少しでも心の支えとなることを願っています。

### 逆三角形の意味

この作品の中央に描かれた逆三角形は、視野狭窄を意味しています。視野狭窄は、精神的な苦しみやストレスの中で、物事を広く見ることができなくなり、狭い視点に囚われてしまう状態を象徴しています。この逆三角形は、混沌とした感情や思考の中で、視野が狭くなり、希望や解決策を見失いがちな状況を表現しています。それでも、この視野狭窄を超えて、広い視野を取り戻す努力と希望を示しています。

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