『好きなこと』の見つけ方
以前、当Noteで、「好きなことを仕事にしたいが、その好きなことが見つからない」という悩みをもつ人が多いという話を紹介しました(↓)。
『どうやって勉強を「好き」にするか』
https://note.com/gifted_mimosa213/n/n29706e04c38f
ネット記事で、フリーライターの上坂徹氏が、各界の「プロフェッショナル」達へのインタヴューを通じて知った、「好きなことを見つけるため」の言葉について書いていたので、紹介したいと思います。
上坂氏は、20年以上にわたって、起業家、経営者、科学者、作家、俳優、スポーツ選手、大学教授など3000人以上の「プロフェッショナル」にインタヴューをして文章にまとめてきています。
『1分で心が震えるプロの言葉100』などの著書があります。
上坂氏が、資生堂の魚谷社長にインタヴューし、これだけのキャリアを作れた理由を質問したときのやりとりを書いていました。
少し引用したいと思います。
「キャリアについて、事前にしっかりと計画を立てる人がいるようです。でも、僕は決してそうじゃなかった。実際、行き当たりばったりです(笑)。好きなことをやろうとしてきただけ。留学したいと思ってライオンに入り、コカ・コーラに行き当たった」
「ただ選択したものは、思い切り好きになって、のめり込みました。マーケティングなんて、24時間、何をするときも考えていましたから」
直木賞作家の浅田次郎さんへのインタヴューでの、浅田氏の言葉も紹介していました。
「仕事をどう選ぶべきかと問われたら、やはり好きなことをしたほうがいいと答えますね。向き不向きなんて、考えないほうがいい。そんなのわかりっこないもの」
「選んだ仕事を好きになってみることです。好きになれそうな仕事を選び、自分から好きになってみる。今やっていることを好きになれない人は、案外、何をやっても好きになれないのではないかと僕は思う」
なるほど、と思います。
あれこれ計算をして、キャリア設計して人生は作れるわけではない…。
良い学校に入り、良い会社に就職する、そんなキャリアプランは完全に陳腐化しています。
出会った仕事を好きになろうとし、好きになるから、楽しむことができ、結果も出てくる。
確かに。
「好きな仕事」をするというよりは、「出会った仕事を好きになる」という発想。
世の中、好きなことを仕事にできるとは限りません…。
「仕事」を「勉強」に置き換えたらどうか?
受験において、「どうしたら勉強が好きになれるか」、という問いに対しては、「好きだと思い込む」のも一つの方法だと思います。
「今やっていることを好きになれない人は、案外、何をやっても好きになれない」
案外そうかもしれません。
まず、学ぶことを好きになろうとする。
今年中学受験した息子は、国語に苦手意識を持っていましたが、文章を読むことを嫌っていたわけではありませんでした。
むしろ本を読むのは好きでした。
これからも学校生活は続きます(学びは一生続くともいえます)。
息子には、学ぶことを好きになってほしいと思います。
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