見出し画像

文芸同人 槇の会

こちらに、縁あってお世話になっていることは既にお話をしました。
この会の発足動機も、あらためて記載したい。

房総文壇への新しい書き手の発掘をめざして千葉日報社主催ではじめられた千葉文学賞。入賞者たちの切磋琢磨する場がないことを憂慮された作家の故遠山あき先生が声を上げ賛同者が集い作られたのが、槇の会のはじまりです。

遠山先生とその後の会長たち

この雑誌は、今年出たもので会員写真も現在の会員。
夢酔は遠隔地会員なので、年に数回足を運ぶのがやっとという末席の存在です。よって写真にはいません。

読んだ方もいるかな?

正直なところ、いまさら同人という声も伺います。
しかし、基本に立ち返るきっかけを頂ける場所であることは事実です。

独りよがりになりがちな己を戒める場所でもあるのです。

それに実力者はいる。
天ばかり仰いでいないで、見まわしてごらんよ。自分より巧みな書き手は、書店の平積みにいるという幻想を粉微塵に粉砕してくれる。
プロだのアマだの云ってられるか。

その心境に達するとき、天狗の鼻は、いとも容易く折ることが出来るのです。

「文学を語り、創作し合う場」「筆者が互いに文章を通して切磋琢磨する会」として、毎月第2㈰に内房線五井駅前・サンプラザ市原で、千葉在住の文学愛好者が集い、和気あいあいと勉強している。

 近年は未経験者も参加、さらに北海道・九州などから寄稿する仲間を加え、「新たな可能性を拓く埋もれた才能を発掘しよう」と『新人賞』も創設、公募を毎年行っている。
今年の分は、7月で終わりましたけど。

モノを書く情熱、昨今は顔の見えないインターネット世界で、誰でも作家になれる。いい時代です。しかし、面と向かい合いながら、作品の良し悪しを合評で語り合える場所もいいと思います。
正解なんかありません。
でも、こういう場も、自分の内側を問う意味では大いにアリです。

チャンスがあったら、どこでもいい。プロこそ、こういう場に挑んで欲しい。

文芸批判は再発見の場。
それで人格否定をされている訳でもなし。

そういう部分で心を広く保つことも必要だと思うのです。
作品への悪い評価と言は、最大の応援である、と。


追伸
第3回更級日記千年紀文学賞受賞作品が決定しました。
   ↑
クリックして

槇の会員が優秀賞に選ばれました。
素晴らしい。
槇は房総の文芸同人ですが、どの地にも、すぐれた書き手の集いはございます。一匹狼もいいですが、時には切磋琢磨も悪くない。
房総の方。
よかったら、槇でご一緒に。

今月ワチャワチャしてますが、来月は例会に行きたい