幸せだから××たい日記
今日は、家族で久しぶりに外食をした。
何かイベントがあったのか、とても駅前が混んでいた。
それに連なる商店街も賑わっていて、流れる人が眩しかった。
入ったのは、その駅前のラーメンチェーン店。
店内は、イベント帰りの人や、ビールを飲みながら楽しく話す人でいっぱいだった。忙しなく店内を行き来する店員さんに、少しだけ申し訳なく思った。
数分入り口付近で待って、席に案内される。父と母はカウンター席、私たち姉妹はテーブル席へ通された。
私が選ぶのは、豚骨ラーメン。この店に来るときは、いつもこれを頼む。こってりしていて美味しいのだ。海苔が苦手なので、それはトッピングしないようにお願いする。
そして、ひっきりなしに注文が飛び交う様子を眺めながら、ラーメンを待つ。
しばらくして運ばれてきた、乳白色のスープのラーメン。
いただきます、と心の中で唱えて、早速食べ始める。ここからは、いかに麺がのびない内にお腹に収められるかの勝負だ。目の前のラーメンにできるだけ集中して、ササっと食べる。今日もおいしかった。
私たちが食べ終わる頃、カウンター席の両親はまだ冷やし中華を口に運んでいる最中だったので、一声かけてから先にお会計を済ませた。
混んでいたので、両親を置いて店を出る。姉妹と一緒に近くのコンビニに行って、明日の昼ごはんを買った。
スーパーにも寄って、姉と妹が食べる、キュウリの浅漬けとぬか漬けを買う。
さて、家路に着こうとしたところで、両親に電話をかけてみる。近くを歩いている様子だったので、合流する。
家族でいろんなことを話しながら、家への道を歩いた。
家に着いてから、最近加入したディズニープラスで、アナと雪の女王を観る。
さすが4Kも映せるテレビ。氷の表現が美しく、大満足の1時間とちょっとだった。
そしてこれは、そんなこの夜に思ったこと。
私の口の中のこのラーメンは、本当に美味しいのか?美味しいと思ってしまって良いのか?
いずれ死ぬつもりの私がこんなに贅沢なものを食べて、何になる?
明日のお昼ご飯?笑っちゃうね、死にたいのに!
「真実の愛とは、自分よりも相手を大切に思うこと」。オラフが言ってた。私が死のうとしてるのは、自傷をするのは、とても自分勝手な行為?
私も心の底から家族を愛してるのに?
今日はとても楽しかった。幸せだった。
だから、今、この瞬間に死にたい。
この幸せを永遠にしたい。死んだらできるかな。
あるいは、いっそ、かぞくみんなを
映画が終わって、1人でトイレに立った時、真っ暗な廊下の中で、本当に、本当に今、死にたいと、死なせてくれと思った。
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