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金がないのに、金がないから

別に好きじゃなくても、聞いたことないバンT着ていいんじゃない?派
エニーバニー富島春です。
僕は着ないけどね。

今回は多少の批判覚悟ですが書かせていただきます。
自分にも少し言い聞かせるつもりで。

芸事や職人、特殊な仕事っていうのは下積みがつきものです。
勿論下積みなんてほとんどなくて最初から成功してしまう人も中にはいらっしゃると思います。
下積み時代はやっぱりバイトをしたり、雑用を任されたり、いろんな苦しみがありながらも好きだから続けられる。ただそれだけでしょう。
僕ら芸人もその一つ。
劇場で出番が欲しくて、テレビに出たくて、ラジオがしたくて、お金が欲しくて。
いろんな欲望のためにみんな頑張ってる。
ここで、タイトルになっている「お金がないのに」「お金がないから」の話になりますが、芸人という職業。大抵は最初はお金がありません。
同級生は社会人として頑張っていたり、もう少し歳をとると子供がいたり、、、、でもそんな中、お笑いが好きだからという理由でバイトをしながらも芸人をする。
これでいいのです。というかこれがいいのです。芸人は。
ここからが本題です。

あくまで僕の感覚ですが、これは芸人やバンド、芸術家などは金はないけど、苦しいけど、頑張れる。働かないでダラダラして、友達、家族に見放されても自分の表現したいこと、大きな夢を追い続ける様がかっこいい気がする。

だがしかーーーーーーーし、

「ダンサー」

だけは違くないか???
急に銃をぶっ放してしまい申し訳ございません。
だがしかーーーーし、

「ダンサー」だけはそれがかっこよくなくないかーーーーー!?

なぜかというと、
「芸人」は金がないのに笑わせる。そもそもそれが滑稽であり、かっこいいとされている。
「バンドマン」は金はないけど歌う。そこでしか感じられないこともあるし、むしろ金がなかった頃の方がバンドの場合よかったりもするだろう。
「芸術家」金がないけど認められるまで自分の表現したいものを作り続ける。
ゴッホは死んでから評価されたなんてことも聞いたことあるし。本人がどう思っていたかは別としてもそれがもはや良いエピソードとして歩いている。

だがしかーーーーし、

「ダンサー」は金がなかったら踊ってる場合じゃないよなーー!!!!

ダンスって金があって幸せじゃないとしたいと思いませんよね。
勿論あくまで僕の考えであり価値観ですが、金なかったら踊りたいって思えない。
そしてダンサーの満面の笑みを見て金がないなんて思いたくない。
これはマイナスな意見にも聞こえますが、逆にいうとダンサーには金をあげて欲しいということでもあります。
なぜなら幸せな人のダンスを見たいから。

かくいう芸人だも、金ないのに笑わせてる場合じゃないだろなんですけど。
自分たちが一番笑えない状況だったりするんですけど。
それでも僕らは下から頑張ります。





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