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僕が吃音になった話【➁改善】

前回の投稿からだいぶ期間が空いてしまいました。。継続は難しい。

前回は僕が吃音になって苦しんだ体験を書きました。今回はその時になんとかこの地獄から抜け出したいと思い、数万円する教材を買ったりネットの情報を手当たり次第に試してみて実際にこの情報は有益だったなと思うことをお伝えします。

まず吃音とは何なのか。
吃音とは過度のストレス状態になったときに発生する体の反応の一種だと考えられます。
例えば、ストレスを感じると胃が痛くなる人は多いと思いますが、それがたまたま「発声」の部分で症状が出るのが吃音です。
声が出ないというと、どうしても異常な状態だと思い込むと思います。ですが、ただの生きていると必ずあるストレスに対する体の反応なのです。
ストレスを受ける→発声する時に緊張で声が出にくくなる→発声に苦手意識→ちゃんと言わないとと思い余計に緊張し発声がしにくくなる。
この最悪の悪循環が吃音の正体だと思います。

そんな吃音を特別扱いしないということが最も重要で、1番の解決方法は吃音という存在を忘れることなんです。
吃音は自覚してから発症する、これはとても大切な考えだと思います。

ではどうすれば忘れられるのか?
一瞬で記憶から消し去れたら楽なんですが、そんな夢のようなやり方は残念ながらありません。。
正確には声が出にくい状態の自分を受け入れて、重く考えないこと。吃音の症状がでても落ち込まないこと。そうすることでいつの間にか発声自体の苦手意識が減り、吃音症状もましになるはずです。
ただ直ぐに自分を受け入れるのは難しいと思います。
1番即効性があるのは環境を変えることだと思います。僕は転職してから速攻で治りました。まずその職場でのストレスがなくなり根本的な原因がなくなりました。さらに吃音症状がでている自分を全く知らない環境に移動することで、「これ以上変に思われないようにちゃんと話さないといけない」という考えがなくなり状態がリセットされました。

もし環境を変えることが難しければ人に自分の吃音のことを話すこともおすすめです。
人に話すと、大概の他人は自分の話をよく聞いて理解しようとしてくれます。理解してもらうことで「これ以上変に思われないようにちゃんと話さないといけない」という強迫観念が減り、徐々に苦手意識はなくなります。

とにかく吃音を完全に無くそうと考えて結果的に吃音を意識することとなり状態が悪化することを避けなければなりません。
「吃音を重く受け止めない」、吃音はストレスに対する体の反応であり、むしろ体が危険を教えてくれていると感謝できることができれば、それはもう克服しているのと同じだと思います。

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