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何もしない事がどんな意味を持つのか

〜時間から解放される〜

前回、傍観者になる事についてお伝えしました。

苦しみを、
傍観者としての視点を持って
苦しみと共に生きるために大切な事は

内的な平安、穏やかさを得ることです。

現代において、

私達は時間というストレスに追われる事が多く

外側からの刺激による
偏った意識に集中する時間が多くなっているようです。

様々な情報、人からの意見、締め切りに追われる仕事や思ってもいない出来事など

全て外側の出来事、

ストレスのある時間の流れと言えます。

ストレスは悪者ではありませんが

この時間の流れに束縛されていると

ストレス過多の状態が続くため

傍観者としての視点は持てず

苦しい状況が続いてしまうでしょう。


私達が本来持っている

穏やかさに気付くためには

外側の、
時間的なストレスから解放される事が大切です。

そこで

『意図的に何もしない』

そんな時間を作り出してみます。

一日2.3分でも、目を閉じて
何もしないでいると

その瞬間だけは、
外側の出来事、時間から解放されます。


時間に追われていると感じた時こそ

目の前の一つ一つの瞬間の体験に

意識を向けることによって、

時間に追われるのでは無く

時間と共に流れていく事が
出来るのです。

時間のプレッシャーを感じている方は

「しなければならない」事を

「何もしない」事に費やすには
どうしたら良いか?

「何もしない事」がどんな意味を持つのか?
を是非考えてみて下さい。


何かをしている時、
何もしていない時、

それぞれの自分の現在という瞬間を

より充実させるようにしていきたいものです。

ヨガ哲学では
瞑想状態に至るまでの八つの枝からなる「八支則」と呼ばれるルールがあります。

このうち2番目の
「ニヤマ」(やった方が良いこと)では

時間に追われて
自分が見えなくなっている時の解決策としては、

直面している出来事一つ一つを
受け止め淡々と実行するという、
『タパス』の教えがあります。

また
身の回りのこと、ものを整理して
心をクリアにするという
『シャウチャ』の教えがあり、

そして
自分を苦しめている、
「○○をしなくてはいけない」という概念を手放す、
『イーシュヴァラプラニダーラ』の教え があります。

焦るのは「早く、私が全てやらなくてはいけない」などの思い込みがあるから‥

だとすれば、

これらのヨガの教えを体現して
自分を知る事が大切だと分かります。

そのために
何もしない事、
例えば瞑想で内的な平安を得ることが大切です。

内的な平安は、
心のエネルギーを充電し

その結果
毎日、一つ一つの出来事にしっかりと向き合う事が出来るので

日々が充実して来ます。


次回に続きます。


今日は以上です。
最後までお読み頂きありがとうございます😊🙏

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