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心とは?を考える

【自分自身を考える】

心とは?

前回の記事で触れましたが、
ヨガの目的の一つとして
苦悩から自由で、どんな変化にも影響を受けない自分であり続けることと述べました。
そのヨーガ・スートラ第1章3節の中で
「心とは、考えの集まりである」と説きます。

またヨーガ・スートラ第3章43節に
『外に向かう考えと内なる真実の違いを知る事で、肉体や考えの制限を受けない無限の存在である自分を理解する。
その理解によって真実を覆う無知を取り除く事が出来る』

とされます。

思考は外に向かって流れます。
状況や時間によって変化するものです。

しかしこの思考を観ている「自分自身」は考えよりも内にある、意識の源なのです。
外に向かって常に変わる考えと、その考えから織りなされる心には限界があるのです。

私達が「心、思考」と呼んでいるのは私達自身では無いのです。

思い込みや先入観・自分勝手なジャッジによって
人は誤ったものの見方をし、
苦悩、混乱、妄想し、本来何物にも囚われない私の本質を私自身が覆ってしまっているのです。

この苦悩を取り除く為には、
外に向かい動く思考、
そしてその思考を観る自分自身を間違いなく理解することです。

思考を観ている自分自身は意識の源。
普遍的です。
常に変化して外の状態によって制限を与えられているのが心。
この心には限界があります。
自分の中心に宿る存在、意識の源以外には全て限界があると説きます。

別の捉え方では、
ヴァカヴァッドギーターの第2章14節に『寒い、熱い、快、不快といった世界と関わりを持つ五感の体験は、常に来ては去り変わり続け留まる事が無い。この世の物事の全ては移り変わる。
その変わりゆく性質は止める事が出来ないと理解し、受け入れるのだ』とされます。

この教えでは、どんな体験や思考も永遠に続く事は無い。
五感を通して得た経験は永遠では続くものでは無いから、生きている以上はそれを耐えて受け入れる事の大切さを説いています🙂

だからこそ普遍的である意識の源を理解していれば、
常に変化する世界の物事、思考を受け入れる事が出来るのです。

この真実を見極め理解する事で、
日常の囚われから解放されて
自由、そして穏やかさを感じる事が出来るでしょう。


今日は以上です。
最後までお読み頂きありがとうございます😊

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