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『脳を最適化すれば能力は2倍になる』を読んで仕事に活かすには

私が勤務している会社は半期に1度目標設定の場があります。
毎回毎回目標を考えることは決して楽ではありませんが、それが給与や昇格に関わってくるとなると誰もがつい見栄を張りたくなるのかな…と思います。
つい先日も今期の目標設定を行いましたが、最近は昇給や昇格のために大きな目標を設定し、その目標達成に対して過剰に意識しながら仕事を行うのは良くないのかな…と感じるようになりました。
自分の目標達成に過剰に拘りすぎるとまわりが見えなくなるし、仕事の効率は悪くなるし、チームの輪を乱す要因にもなってしまうのかなということに気がつきました。
それが樺沢紫苑先生の『脳を最適化すれば能力は2倍になる』を読んだことでより明確になり、脳内物質をうまく活用して仕事の精度と速度を上げて目標達成を目指していきたいと思いました。
また、私自身の仕事に対する向き合い方や課題感が見えてきたのかなと思ったので、読んだことで得られた気づきを述べようと思います。



ドーパミンで目標を達成させる!

会社の目標設定…最近は今の実力現状で達成できそうなことや見栄を張って難しすぎる目標を掲げて自分を良く見せるのではなく、独断で半年後こんな自分・組織になりたいなというありたい状態ビジョンを掲げるという視点で考えることにしました。(=①明確な目標、②目標を達成した自分のイメージ)
それを達成するために逆算して小さなステップを設定し、日々楽しみながら仕事をし、少しでも達成できたら「できた!」と自分を褒めて次のステップに進む(=③目標を繰り返し確認し④楽しみながら実行する、⑤目標を達成したら自分のご褒美、⑥次にちょっと高い目標を設定して⑦目標達成のプロセスを繰り返す)。

この7つのドーパミン仕事術を繰り返して自己成長を行う、これが率直に今の私にできそうだなと思いました。
いやもしかしたら前期もありたいゴールを掲げて少しずつ少しずつ業務課題に取り組みその結果目標達成ができ会社に評価していただいたので、そのとき自然に実行していたのかも!と思いました。

性格的な要因もありますが、振り返ると今までの人生の中でうまくいったことの傾向として、一気に大きな目標達成を狙ったというより一つ一つ目標をクリアし積み重ねた結果目標の達成ができた傾向があったなぁと思います。
ドーパミンという幸福物質をうまく活用し、どんな小さな目標でもできたことに対して自分を褒めて自己肯定感を上げていきたい!、ワクワクしながら仕事を行っていきたい!それを積み重ねた結果として最終目標を達成できて幸福感を味わうことができたらいいなと思います。

短期集中!

最近、私自身の仕事の取り組み方についての課題が見えてきました。
それは「時間の使い方」です。
恥ずかしながら、あれもこれも手を出し気がついたら時間があっという間に過ぎてしまっていた、ということが多々…。
また特に嫌な業務に対してはついつい後回しにしてしまうという先延ばし癖。
でも自分で言うのも変な感じがしますが、納期は必ず厳守していますし自然と守れています。
その理由として、締切が迫った状態では少なからずストレスがかかる、つまりノルアドレナリンが発生していたからということをこの本を読んで学びました。
先述の仕事の目標設定も当然提出期日があります。提出が完了していないとリマインドが届きます。いつも期日(=ゴール)に間に合うように自分自身の課題を見つけて一気に仕上げて上司に提出していたなと思いました。決して追い込まれているわけではありませんが、その時は自分でもびっくりするくらい集中力を発揮してフォーマットに記入していたなと思います。きっとノルアドレナリンのが発生していたから短期集中で頑張れたのだと思います。

アイデアは会議室で生まれるんじゃない!現場で生まれるんだ!

また、今思うと短期集中パワーが発揮されているときは不思議とアイデアが次々と出てくるなと思います。それがアセチルコリンの力であることをこの本で初めて知りました。
(今このnoteを書いているときも出ています!)
まずとりあえず少しずつフォーマットの記入を始めます。するとなぜか不思議とあれも!これも!とアイデアが出てきます。アイデアが出てくると次々と言語化することができ、自然と納期までに作品を完成させることができます。
これはアセチルコリンが分泌され、認知機能、ひらめき、作業の効率や想像力・発想力に影響を与えていたことが原因だったことを知ることができました。
ただ、パソコンや机の前にじっとしているだけだとアイデアがなかなか出てきません。気分転換も兼ねて昼休みに外に出てみたり散歩をしたり、本を読んで気が付きましたが振り返ると私も「創造性の4B」の場所であるバー(お酒を飲んでリラックスしているとき)、お風呂・トイレ、乗り物のバス(私の場合は通勤電車内も)、ベッドでもアイデアがよく出てくるなと感じました。
最近はひらめいたアイデアを忘れないように専用のアプリに入力してあとで振り返ることも行っています。

「アイデアは会議室で生まれるんじゃない!現場で生まれるんだ!」
確かにじっとした場所よりもリアルな場所でアイデアが出ることが多いなと思い、本の中に出てきたこのフレーズは納得です。

時にはリラックスもしないと!

とはいえ今まで書いたことを実行し続けていると常に脳が気を張り続けているような気がして落ち着かないような感じがしています。
なので以前から私自身の課題であるセロトニンとメラトニンと仲良く付き合っていきたいなと思いました。
なるべく朝通勤の道ではちょっと斜め上の空を見ながら日光を浴びて、ダラダラ歩かずリズムを意識しながら歩こう、これは明日からできそうだと思いました。じっとパソコンの前に座っていることが苦手なので、座り続けることに疲れを感じたら深呼吸しながらちょっと席を立ったりチョコレートを食べて脳をリフレッシュさせることも実行できそうだと思いました。
あとは目標7時間を目指して睡眠時間を大切にしていきたいな、これは引き続きの私の課題です。

まとめ

『脳を最適化すれば能力は2倍になる』の中には樺沢先生から脳内物質の特性とうまく付き合いプラスに働かせるためのたくさんのヒントが書かれていました。今まであれもこれもできそうと書いてみましたが、明日から一度に全てを実行に移すのは正直難しそうだなと思っています。
しかし、一つずつ実行に移していくうちに「あっ、今この物質が働いているんだな」という状態がきっとわかるようになる気がしています。これこそもしかしたらドーパミンのスモールステップを踏んでいるワクワク感なのかも!と思っています。
脳内物質とうまくお付き合いし、私自身の可能性を広げ、仕事の精度を高めるだけでなく日々の生活を豊かに幸せにしていきたいなと思います。

素敵なブックカバーをありがとうございます♪




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