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短歌 野良猫の親子

ノラ親子 一匹ずつじゃ 食べねども 二匹そろうと 何故だか食べる

朝晩の寒さが厳しくなってきました。

野良猫の親子だって外で過ごすのは大変に違いないので、できれば私の自宅で暖かく過ごして欲しい。というか、いっそ保護して家で飼ってしまいたい。そう思って、少しずつ餌を上げる場所を自宅に近づけている最中です。

しかし、私の自宅は二匹の行動範囲の外にあるらしく、いつもの場所から離れた食事は、かなり警戒した様子。白ブチさんと茶トラさんの縄張りも、すぐ近くにあるので、余計に不安になるのでしょう。

そんな折、何かの弾みで二匹が離れ離れで食事をすることになってしまいました。確か、近くを通った車に驚いた母猫が逃げてしまって、仕方なく一方の餌皿を母猫の方に持って行ったのだと思います。

母猫の近くに餌を置き、息子猫の方に行ってみると既に姿はなし。餌皿は、ちゅーるだけが消えていて、カリカリは残ったままでした。

きっと満腹になったのだろうと餌皿を回収して、母猫の様子を見てみると、こちらも食べていない。息子猫の残りだったら食べるかもと、二つの餌皿を並べてみたら、なんと、息子猫もやってきて二匹一緒に食べ始めました。

いつもは、ちゅーるの取り合いなどしていて、仲の良さそうな親子には見えなかったので、その朝の光景は不思議なものでした。

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