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生きづらさを相対的にみてはいけない。

「生きづらさ」という言葉は、
今や日常会話で使用されるほどに市民権を得ている。

すごく便利な言葉だ。
どうしようもない状況を一言で表すことができるのだから。

ではなぜ、便利に感じるのか。
そして今の日本において「生きづらさ」がどのような状況にあるのか。

独り言のようにつらつらと。書いてみようと思う。


便利な言葉「生きづらさ」

何らかの問題やマイノリティ性を表す言葉は、
昨今実に多様化している。

発達障害。不登校。ひきこもり。
依存症。LGBTQ+。ギフテッド。。。。。。

挙げればきりがないほどである。

一方で、
あるひとつのカテゴリーの特性を
きれいに丸々有している

という人はそれほど多くないであろう。

複数のカテゴリー特性を有している人もいるだろうし、

あるひとつのカテゴリーにおいて、ある点ではあてはまるけれど、別の部分においてはあてはまらない
そんな人もいるだろう。

そんな時に現れたのが
「生きづらさ」という言葉だ。



「ギフテッド」<「生きづらさ」

私がギフテッドという言葉に出会ったとき、
それはもう感動というかなんというか。

うれしさ。おどろき。感動。衝撃。安心。。。。
言葉に表せないくらいいろんな感情が入り混じって襲ってきた。


今までどこにも属せないような、フワフワとした違和感に
はじめて名前が与えられた。

私はひとりじゃない。そう思えた。


「よし、ギフテッドについて研究しよう!」
と大学進学し今に至るわけだが、


研究を進める中で、思いもよらない壁というか、
問いにぶち当たったのだった。

それは、

私は本当にギフテッドに関心があるのか?


ということだ。


たしかに、私の人生の大きな転換点として、
「ギフテッド」は存在する。

けれども、私の関心の本質は、
実はギフテッド自体ではなくて、

私がこれまでフワフワと感じてきた違和感、
そのなかでも特に「生きづらい」部分なのではないか。

そう思い至ったのであった。

それを知る手掛かりとして、ギフテッドという概念は確実に役立つであろう。

けれどもそれは1カテゴリーに過ぎなくて、
そこから私のすべてを知ることは難しいと思ったのだ。


というわけで、私は今、ギフテッドに着目しつつ、
日本社会における生きづらさについて修士論文執筆中。


生きづらさの潜在化

そんな修論内容を少しだけ公開。

日本において「生きづらさ」という言葉が急激に使用されるようになったのは、ざっくりいうと2000年以降。

割と最近の話だ。

それが今や市民権を得るほどにまでなっているのだから、
今まで言葉に当てはめることができなかったけれど、

実は「生きづらい」って人がたくさんいたということがわかる。

私は、日本はダイバーシティ生きづらい社会だと思っている。
(日本に限ったものではないのかもしれないが、)


一方で、
日本人の幸福感についての調査をみてみると、
1995年以降、「幸せだ」と感じる日本人の割合は8割を超えているのだ。


不思議~~~~~。


多くの人々が生きづらいと感じている一方で、
幸せだと感じている人も多い。

これに関して「生きづらさの潜在化」なのではないかとある人は分析している。


現状を変えることよりも、現状を受け入れることを選ぶ人がいるということだ。


たしかに、子どもの頃の私もそうだったなぁ。


かくれ「生きづらい」人が実はたくさんいるということだ。


*エビデンスとか情報源はブログだしいいかなぁと、
 あえて載せていませんが、
 修士論文ではきちんと記載しています。


生きづらさを相対的にみることの危険性


先日、NHKにおける特集ドラマをみた。
伊藤沙莉さんが好きだから見たのだけれど、すごくよかった。
共感する部分が多かったというか。


パパゲーノとは、「死にたい」という気持ちを持ちながら生きている人のことを指す。

話の内容は、まぁ省略するが、これをみながら、

「生きづらさ」って人によって多様だよな。って再認識した。

比べられるものではない。


そのとき私は、以前知人に言った一言を思い出した。
というか、ずっと心に引っかかっていたっていうのがホンネなのだが。

私は、話の流れで、

「あなたは生きるのうまいですね」

って言ってしまったのだった。

知人の顔色が変わったのをみて
「しまった!」と思った。このことがずっと引っかかっていた。


その知人は
ものごとをすごくうまく進めているって思ってしまった。
(酔っていたのもあるが)


けれど、それは相対的にみたからであって、
きっと、その知人には知人なりの

しんどさ、生きづらさがあったのだ。


とまぁ、この知人と先日改めてご飯に行ったときに、
この話になったのをきっかけとして、


本記事を記述しております。

自分もまだまだ反省して成長していかなければいけないところがたくさんあるなぁと。


はぁ、今回は特にとりとめのないお話をしてしまいました、、、
この辺にしておきます。


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では。

あみ。


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