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はじめて読書感想の記事を書いたら、1000 円の売上が発生したので分析してみた

読書感想の記事で紹介した本が売れて 1000 円の売上が発生した

先日、初めて読書感想の記事というものを書いてみた。

『わかったつもり』という書籍の読書感想記事なのだけど、この記事に『わかったつもり』のアフィリエイトリンクを貼っていたら売上が 1000 円出た。

紹介料合計

『わかってるつもり』が電子と紙で合わせて 20 冊も売れてた。その他にも、関連書籍として紹介していた『勉強の哲学』と『具体と抽象』も数冊売れていた。

なぜ 1000 円の売上が発生したのかを考える

これは自分からしてみればかなり以外な反応だった。note でいいねがそんなについた記憶もない。note のダッシュボードでページビューを確認すると、525 回だった。


これもそんなに多い印象ではない。そういえば twitter でも感想を投稿していたな思ったけど、そっちもそんなに見られているわけじゃない。

こっちからもリンククリックは 9 あるから、もしかしたらいくつか売れてるのかもしれない。

まさか売上が出ると思ってなかったから、amazon アフィリエイトのトラッキング ID を分けずに投稿していたのが悔やまれる。今回の経験から、分析のためにもサービスごとに amazon アフィリエイトのトラッキング ID は分けたほうが良さそう。

今回はトラッキング ID を分けていなかったせいで note 経由で売れたのか、twitter 経由で売れたのかが分析できない。twitter はリンクのクリック数も少ないし、note 経由で売れたものが多いんじゃないかと推測はしてる。

なので今回の 1000 円は note 経由で売り上げたと仮定して話を進めてみる。

今回の売上の出た投稿がどんな性質のものだったのか整理する。

  • 読書感想記事

  • 読解力がないというコンプレックを克服しようとする記事

  • 書籍を推薦する記事

こんなところだと思う。

推測 1 - note ユーザは読書好きが多い?

どんな書籍でも読書感想記事にその書籍のアフィリエイトリンクを貼っておけば勝手に売れていくんだろうか。テキストベースの SNS である note ユーザには読書好きの人が多いと仮定すると、ありえない話ではないのかもしれないけれど、さすがにどんな書籍でもってことはないと予想する。

たとえば読書感想記事で取り上げた書籍が夏目漱石の『こころ』だったら、こんなに売れただろうか。そうは思えない。だからこの推測は弱い気がする。もしかしたら、めちゃめちゃ推薦文がうまいひとが『こころ』の紹介をしたりすれば売れるのかもしれないけれど。

推測 2 - コンプレックスを解決してくれる書籍だった

自分は今回「読解力がない」というコンプレックスを解消するための書籍を取り上げたのがこの売上の理由になっているんじゃないかと予測している。自分は 10 年前くらいに『肌速』という 2ch のまとめサイトを運営していたのだけれど、意味もわからず美容系の 2ch 記事をまとめていたら、それなりのページビューがあって、収益もそれなりに出せていた。美容というカテゴリは、コンプレックスを扱うことが多い。そういう過去の経験があるから、自分は売上の理由をコンプレックスなんじゃないのかと予測している。

コンプレックスに対する解決法の提案というのは、訴求力が強烈なのは想像できる。だれだってコンプレックスを克服したい。劣等感を治してよりよい日々を送りたい。そもそも自分だって読解力がないというコンプレックを克服して『わかったつもり』に手を伸ばしたひとりだった。

だから自分と同じようなひとがいたということなのかもしれない。

蛇足

最近 note に投稿しはじめて、それはもう肩の力を抜いて、ハードルを地面スレスレにまで下げて、推敲もせず、ただぽいぽい河に小石を投げるみたいに記事を投稿していた。それはアウトプット欲を満たすための雑な発散行為。これまで 14 記事書いた。書いては web の河に向かって投げた。投げてたらだいたい反応が返ってこないけど、ときどき返ってくることがあった。

自分はプログラマなんだけど、退職してフリーランスとして初めての求職活動の記録を記事にしたら、「うちにきていいよー」って twitter で言ってもらえたりした。

HHKB のキーボードブリッジをダンボールで DIY するという記事を書いたら、KOK というスタイルを愛している人たちの界隈に拾ってもらえた。

自分の読解力というコンプレックスを克服するために読んだ書籍の感想文を書いてアフィリエイトリンクを貼ってたら 1000 円分の売上が発生した。

14 記事しか書いてないんだけど、仕事もフルリモートでぜんぜん外に出ない自分が 6 畳間で mac book の画面にタイプしたして web の河に投げたテキストに誰かが反応してくれているといのは、遊びみたいでたのしい。

ああ、こっちに投げてもなにも反応ないんだとか、こんな形の石投げたらこんな形の波紋が広がるんだとか、そこに石投げたら反応があるんだとか、河の水面の奥にいる魚の影を観察してるときみたいな面白さがある。

これからもいろんなところにいろんな石を投げて、反応を楽しんでいきたい。

今回は 1000 円の売上があったけど、じゃあ次はあっちの方向に石を投げたらもっと大きな反応があるんじゃないかとか、実際の自分のアウトプットに対する反応を分析するとそんなふうに推測することもできる。

自分はこれまで自分の頭で考えることが苦手だと思っていた。自分の思考はどこかの書籍で読んだ文章とか、なにかの動画で出てきた台詞とか、誰かから聞いた話とか、そういうものの受け売りでしかないような気がしていた。

でもそれは自分からなにもアウトプットしてなかったのが原因だったんじゃなかろうかと、アウトプットするようになって思う。アウトプットすることでしか現実に触れられないみたいな、そんな一面がある気がする。アウトプットすることで現実に触れて、なにかしら手応えが返ってきて、なんだこの手応はって、はじめて自分の頭で考える事ができる。

とりあえず、なにはともあれ初めての読書感想の記事を書いてよかったってことを言いたかった。

おわり(無理やり)👾

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