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[monozuku/モノヅク] 製造業のためのスキルマーケット MVP日誌vol.13(マーケティング/PR)

こんにちは!
コウヘイくん(@モノヅク事務局)です。

前回のvol.12では、メンバーの続投が決定(第2ピリオドは5月末日)、5月の展示会頃、MVPをローンチをするというマイルストーンを仮置きしたところまで書きました。

Aプラン:展示会でMVPお披露目(運用可能)、ワーカーも先行登録されている
Bプラン:展示会で登録はできていないけど、機能は実装(運用可能)している
Cプラン:展示会でワーカー登録を開始(LP開設)

今後の進め方は、プランのデッドラインであるLPが完成していること、その日からワーカー登録が開始されること、の2点とするCプランを目指しての動きとなります。仮に前倒しにできればプランはBやAへと変更することも可能です。

折しもこの頃、にしやんがJootoというサービスを紹介してくれました。かんばん方式のタスク管理ツール。メンバー4名までは無料とのことなので、モノヅクチームにはもってこいのサービス!さすがの高感度情報アンテナの持ち主。各進捗がとても見やすくなり、管理もしやすくなりました。

【monozuku/モノヅク】概要
製造業者と製造業従事者のための副業支援と人材・スキルマーケット。
売り手である製造業に携わる人たちが、既存の販路や商品にとらわれず、自分の得意を活かしてものづくりの楽しさを表現・販売ができるマーケットプレイス。

買い手にとっては、製造に明るくない一般の方でも「製造で手伝ってほしい!」と思ったときに、製造業をより身近に手軽に活用できるマーケットを目指します。一点物の購入やオーダーメイドの購入やアイデア商品、プロトタイプ試作、部品加工の製造代行。イメージはホームセンターの ”プロユースコーナーのような場所”

描く未来は、
製造業で働く人たちとって、本業以外の経験で人間の幅を拡げ、より豊かな人生になること。
一般の人たちにとっても、製造業が暮らしと身近になり、誰でもその製造サービスを受けられるようになること。

コウヘイくん_岐阜県の小さな町工場に従事。現場作業がメインだが、新規事業など非製造業務を兼務。図面通りに作ることより、クリエイティブな作業が好き。プロジェクトリーダー。

ぐっちょん_日系コンサルティングファームに従事。ECサイト構築、新規事業・サービス開発にも携わる。主に事業開発・サービス開発のディレクションとオペレーション担当。

にしやん_デジタル素材販売プラットフォーム企業に従事。アンテナの感度が高く、SNS運用やファンマーケティングにも強みを持つ。本業で新規事業にも携わる。主にマーケティング担当。

マーケティングプラン

スケジュールはまだ決めきっていない部分はあれど、5月のローンチに向けてマーケティングプランをどうするか?という話になりました。プランCのためにどういう順序でどこに攻めていくのか、の議論です。KPIというと大げさですが、MVPの目標として、開始より3か月でワーカー登録目標を20人と決めました。

この時は何となく決めた感覚値ですが、現在上場しているマッチングサービスも、スタートアップ時には30人のエンジニアの登録を目指したと聞きました。目標20人という数字が多いのか少ないのか、正直なところ分かりませんが、ちょっと慰みになりましたw。と同時に、それほどマッチングサービスを作ることは難易度が高いことなのだと思い、気合が入りました。

副業支援なので、家族単位での取り組みを意識した、地元広報誌などへの広告を考えていたりもしましたが、予算や5月のイベントの規模感、MVPでもあることから、手の届く範囲からの順に手を広げていく形のお声掛けが有効だろうと結論づきました。
 1.これまで行ったインタビューイー
 2.会社の仕入れ業者や協力会社など
 3.信用金庫でのプレゼン対象者
以降は私の周りの団体や自治体関連などへと範囲を広げていく計画となりました。

他には、以前デモを作ったフライヤーを清書し、方々に設置するという施策もここに加わります。設置場所は、インタビューした会社や地元のコミュニティスペースなど、少しでもワーカーの目に留まるところを想定。

この頃、3月以降のスケジュールが組まれてはいましたが、タスクの長さや順番などが前後しているタイミングでもありました。ほぼほぼスケジュールが決定した段階でにしやんが、これまで蔑ろにしてきた感のある、最後のステークホルダー”購入者”についての掘り下げもスケジュールに落とし込んでくれました。マーケティングの対象として、まずは2軸。
 1.ワーカー対象
 2.購入者(個人・デザイナー・買い手としてのオーナー)対象

マーケティングタスクリスト
・購入者のペルソナ
・購入者4P検討
・デザイナーや購入者としてのオーナーへのインタビュー
・フライヤー作成と設置

その時のにしやんメモ

購入者ペルソナ

4月からはワーカー登録関連で時間がかかるので、3月中に購入者ペルソナ分析を実施をする計画。
インタビューでは、これまで行ったインタビューを踏まえてあらかじめ得たい情報を精査してのぞむ必要があるので、各分析のタスクで検討することに。

当初、私の中ではto B / to Cともにあると想定していました。議論の中で、どういった商品やサービスを想定しているのかを挙げましたが、出品物がワーカー頼りになってしまうこと、想定している商品やスキルも、ワーカーの発想の可能性に依存しているため、はっきりしないところがある。以前各コンテンツの出品想定を整理したものをにしやんが整理しなおしてくれました。

そこで作られた資料がコチラ。各コンテンツごとに販売物と想定購入ターゲットを整理したもの。

にしやん謹製

整理してみると、to Bの方が可能性が大きい。しかも、同業者の外注としての利用がかなり想定できる。ここはまず、セグメンテーションを切ることを意識して、ターゲットをto Bに絞ってみよう、となりました。to Bで始めつつ、to Cの2の矢、3の矢を準備していく。

であるなら、まずは同業者へのインタビューをしていくのが良さそう。さらに絞って考えると、決裁権を持つのはレイヤーが高めの40~50代男性。ただし、利用者観点では、現場全体なので年齢幅は広く取ることで決まりました。

インタビューも、「どんなスキルなら買いたいか?価格は?外注として利用したいか?」といった内容を聞いてくる。質問項目は絞られつつも、前例がないので、ただ聞いても「分からない」や「使わない」になるだろうことはこれまでのインタビューからも想像がつきます。具体的なサービス事例を持っていく必要があることから、スキル販売の例示をする必要がありそうです。

PR

これまでの議論の中で提案されてきたPR策はこれら。
・プレスリリース
・SNS発信
・広告

PRメモ

SNS発信は私も意識していたので、どの媒体が適切か議論します。私のSNS理解は、個人ではfacebookを少しかじる程度。TwitterやInstagramなどはアカウント持ってはいても全く使っていない程度のリテラシー。にしやん曰く、企業公式などのTwitterが良い例なのでは?とのコメント。ぐっちょんは以前からnote執筆を推しており、であるならTwitterと連動させるのが企業公式などでよく使われる手法ですよ、とにしやん。

文章を書くことに抵抗はありませんでしたが、書く時間が取れるだろうかというのが即決できない理由でした。

LPをローンチして、最初から出品がどしどし来るなんてこともないだろうから、最初はLP上の動きが少ないと想定した方が良い。であるなら、LP内で定期的にnote投稿のNEWSが発信されるのは、きちんとサイトが動いている証明になるので良いだろうとの意見も。

活動記録であれば、議事録やslackといった記録もあるので後追いがしやすく、noteのネタ的に困ることはありません。本来の目的である事業のPRとして、モノヅクに共感してくださる方へのアプローチが出来ればと思い、執筆を決意しました。副次的に、我々と同じように新規事業に携わる方の一助になるのなら幸いですしね。

恥ずかしながら、私はマーケティングとPRと混同していた部分がありました。もしかお読みの方で私と同じように混同している方がいるかもしれないと思いますので、一度整理します。
マーケティングは、顧客を取りに行くことを目的としています。売れる仕組み作りです。どんな課題を持った、誰に向かって、どこで、どうやって届けるか?
PR(public relations)は、広報、周知を目的としています。ですので、フライヤーの設置が上記のマーケティングに入っているのはワーカーを募るための手段だからです。