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爽やかな酸味がクセになるルバーブ

ルバーブはヨーロッパで人気の食べ物で、春から今の時期にかけてが旬。
ジャムやお菓子に使われることが多いため、果物のイメージが強いが野菜の一種。

ドイツに来てルバーブを食べたのは今年が初めて。
昔、イギリスでルバーブジャムを食べてあまり好みではなかったような気がして、なんとなく遠慮していたのだ。
ところが、今年に入ってちょくちょくRhabarber(ラバーバー)という文字を目にするので、どんな味だったかなと思い、手始めにルバーブとヨーグルトのアイスを食べてみた。 

「あれ、美味しい」

でも、アイスではルバーブの味がよくわからないなぁ…
ということで、今度はルバーブを買ってケーキを作ってみた。
そしたら、ほんのりと爽やかな酸味がクセになりそうな予感がした。

ルバーブは緑、ピンク、赤のものがあり、緑から赤にかけて酸味は強くなる。

私は緑、ピンクのほんのり酸味が好きで、また、ケーキの甘さともよく合う。
それに比べて、赤は酸味がしっかり効いてるのが好きな方向けな気がする。
お菓子には少し酸味が強いので、ジャムにして惣菜系と合わせるのはいいかもしれない。

栄養素
ビタミンCをはじめとしたビタミン群が豊富で、カリウム、葉酸、食物繊維、マグネシウム、カルシウム、ミネラル、ナイアシン、リン、鉄を含み栄養価が高い。
また、赤には更にポリフェノールの一種であるアントシアニンとタンニンも含まれる。
また、エモジン、レイン、アントラキノン誘導体が含まれており、根っこの部分は漢方薬として下剤に処方されることもある。

⚠️⚠️⚠️シュウ酸を含むため、食用は含有量が少ないの茎部分のみ。また、葉部分はシュウ酸以外の複数の毒性があるため食べられない。
また、子宮収縮作用があるため妊婦は摂取を控えた方がいい。
そして、処方された漢方の下剤は母乳にその成分が混ざって児が下痢になる恐れがあるため、授乳中はこちらも摂取を控えるよう注意が必要。
期待できる効能
・デトックス
・むくみ解消
・アンチエイジング
・整腸作用
・目の疲労回復
・ストレス軽減
・糖やコレステロール値を下げる(赤)
・免疫強化(赤)  など

ちなみに、シュウ酸はカルシウムと結合すると体への吸収がより抑えられる。
そのため、牛乳を使ったケーキやチーズにジャムをかける食べ方はルバーブとの相性がいいと言える。
(ルバーブ自体のカルシウムとシュウ酸が結びつくことはないのだろうか❓)

その他、ドイツのレシピでルバーブとよく合わせられる食材はイチゴやラズベリーなどのベリー系、アーモンドなどのナッツ系、バニラビーンズなどのバニラ風味。

今回、私が作ったケーキはアーモンドとルバーブの焼きっぱなしケーキ。
シンプルな材料で作った素朴な生地に、香ばしいアーモンドの風味とほんのりルバーブの酸味がとてもよくマッチしていた。
ルバーブ入門には、刻んでケーキに混ぜ込んじゃうのは食べやすかったと思う。

赤と緑のルバーブでそれぞれのバージョンを食べてみて、緑は生地との比率が1:2でちょうどよかったが、赤は酸味が強いので生地の量を増やしてもいいかなと思った。

参考
ルバーブジャムの効能とは?おすすめのレシピと含まれる栄養成分も紹介!, 食う寝る暮らす, https://obento12.info/1957.html
ルバーブの効能と副作用!栄養を逃さないオススメレシピもご紹介, 知恵ぺディア, https://chiepedia.club/ruba-bu-kounou/

ドイツの美味しいもや面白い場所の発見に使わせていただきます!