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Patric
2021年8月27日 10:39
「回転寿司トリトン 豊平店」2021年8月15日(日)体調の快癒とともに、空腹はこれまでと異なる食欲ベクトルに向かっていった。その根拠は、回転寿司に出向いたことにある。午前11時30分になろうとしていた。国道36号線に沿う広々とした敷地には多くの車が駐車していた。久方ぶりの来店なのだが、その人気は待ち時間と店内の行列が物語っていた。一瞬躊躇したがスタッフに1名であることを告げ
2021年8月27日 10:26
「おにそば豊平店」2021年8月20日(金)『リスケ』…この不可思議で理不尽な響きは何だろう?極めて現代的な言葉の中に、どこか日本的意味合いが隠れているような気がしてならなかった。別段ランチスケジュールなど決めたこともないが、『リスケ』に対応すべく午前の戸外を闊歩した。まだ午前11時であった。頭上の太陽は、すこぶる快活でありながら不快な湿気は微塵もなく、豊平川にかかる橋に時折
2021年8月27日 10:17
「大衆酒場さぶろう すすきの店」2021年8月19日(木)晩夏の白んだ空。暑熱を冷ましつつある陽の余韻。数日振りの好天はすっかり秋に衣替えしたかのようで、どことなく寂しく、どことなく憂いを纏う。この夏の狂おしいほどの異様な暑さの反動かもしれないが、振り返れば名残惜しい。この状況下で何を食べよう?ひと気が疎らになって久しい通りに、ランチメニューの看板が寂しげに佇立していた。
2021年8月26日 21:10
「あなごめし うえの 広島三越店」2021年5月4日(火・みどりの日)あの日の記憶が埃にまみれ、埋もれていることに抗じよう。あの日、永遠にまで届きそうな爽快な青空が広がっていた。5月にしては強烈な日差しに感じたが、きっとこの地としては当たり前なのだろう。午前中に味わったお好み焼きが腹の奥底にまだ埋もれていた。ひとまず未知なる街を無造作に歩き続けた。別段、目的地があったわけではない
2021年8月17日 08:25
「和処 さゝ木」2021年8月6日(金)体に多様な変調を来した春が過ぎ、そこからの未知なる体験と不安が過ぎ去った。克服による安寧の回復は、当然なほどに貪欲なほどの食欲を取り戻した。強烈過ぎる日差しを頭上から浴びて、その店へと汗を振り絞って急いだ。5つの輪の空虚な熱狂、あるいは狂熱の空虚を尻目に、地下へと伸びるその店へ静かに足を延ばした。地下街というには寂しい店が連なる中で、すで