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【読書】アガサ・クリスティー⑥



9月15日はアガサ・クリスティーのお誕生日でしたね🎉
クリスティー作品は大好きなのですが、一時期は少し離れて日本のミステリーを中心に読んでいたところ、最近、またクリスティー熱が復活しました。


クリスティーの作品を紹介するシリーズ第6弾です。
今回も5冊紹介していきます。


これまでの本シリーズの記事はこちらから↓


26.シタフォードの秘密


この時期に紹介しておいて申し訳ないのですが、こちらは真冬に読むのがおすすめの作品です。


トリックについては、わかってしまえば「なんだ、そんなことか」となる気がしますが、吹雪の中の降霊会という非日常的な雰囲気や、頭が良くて勇気のある探偵役のエミリーの奮闘をゆっくりと味わえます。


27.カリブ海の秘密


続編の『復讐の女神』もそうですが、格好良いミス・マープルと出会える作品です。


可愛らしいおばあちゃんであるマープルが、「ネメシス(復讐の女神)になる」と言って、颯爽と事件を解決に導いていく様子は、見ていて気持ちの良いものでした。


28.バートラム・ホテルにて


母から「この作品を読むとお腹が空くよ」と言われていたのですが、本当にそのとおりで、最初の方のお茶や朝食の場面だけでも楽しいです。


優雅な気持ちになりたい、でも何かミステリーというスパイスもほしい、という方にぴったりの一冊です。


29.ゼロ時間へ


“Towards Zero”というタイトルがまず魅力的ですよね。ゼロ時間って何のこと?という疑問が、この本を手に取ってみようと思わせます。


冒頭のいくつかの出来事の持つ意味がわかったとき、感動しました。「(あなたは)ただそこにいるだけでいいのかもしれない」というのは、心に残る素敵な言葉です。


30.復讐の女神


ミス・マープルの魅力がたっぷりで、お気に入りの作品となりました。


何もわからない状態から、少しずつヒントを手繰り寄せて前進していく姿に尊敬の念を覚えました。


★見出し画像紹介


イギリスで5月末の21時頃に撮影した写真です。21時に夕焼けが見られます。日本では見られない光景に、夏の日の長さを実感しました。


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