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【読書】アガサ・クリスティー⑦
皆さんこんにちは、花車です🌷
今回は、クリスティー作品に関して書いていきます。
今年初です!
いつもどおり、5冊紹介します。
これまで紹介してきた作品はこちらから↓
それでは早速見ていきましょう!
31.『ハロウィーン・パーティ』
『ハロウィーン・パーティ』アガサ・クリスティー#読了
— 花車📚 (@gerbera_reading) October 29, 2022
ハロウィーン・パーティの日、人殺しを見たことがあると話した少女ジョイスが、何者かに殺された。ポアロは、友人の依頼で調査を始める。
今の時期にぴったりの作品。シンプルな問題と複雑な人間関係、お茶や庭園等のイギリス文化を味わえた。
題名は楽しそうなものですが、実際には、ハロウィーン・パーティの後、ジョイスという女の子が水の入ったバケツに顔を押し込まれて亡くなっているのが見つかるというショッキングな事件が扱われています。
まだ読んだことがないという方は、今年のハロウィーンの時期にでも、ぜひ手に取ってみていただけたらと思います。
32.『ビッグ4』
『ビッグ4』アガサ・クリスティー#読了
— 花車📚 (@gerbera_reading) December 3, 2022
ポアロとヘイスティングズは、中国人をリーダーとする天才犯罪者集団「ビッグ4」と闘うこととなる。
ミステリとして酷評されることもある本作品だが、冒険小説として読めばスリルがあって楽しかった。どこに罠があるのか、身構えながら読み進めると面白い。
いつも参考にさせていただいている『アガサ・クリスティー完全攻略』(霜月蒼 著)では、「エンタテインメント小説の研究者以外は、『ビッグ4』を読む必要はない」とまで書かれていたので、読むかどうか迷いましたが、いずれは全冊読破したいと思っており、手に取りました。
読んでみると、ハラハラドキドキできて楽しかったです。私は、普段ミステリーを読むとき、自分で推理してみることよりも、場の雰囲気や非日常感を味わうことをメインに楽しんでいるため、『ビッグ4』もあまり違和感なく読めました。
33.『ねずみとり』
『ねずみとり』アガサ・クリスティー#読了#冬に読みたいミステリー
— 花車📚 (@gerbera_reading) December 28, 2022
若い夫婦が山荘を開業した大雪の日、宿泊客が集まる中、ロンドンで起こった殺人事件にこの宿が関係しているとして、刑事がやって来る。
戯曲ならではの臨場感が味わえた。お客一人ひとりが個性的で、過去を想像しながら楽しんだ。
『ハロウィーン・パーティ』と同様、季節感のある作品です。冬に読みたいミステリーを探していて辿り着きました。
大雪と山荘というだけでわくわくしますね。少しずつ春の気配がする今日この頃ですが、寒い日に暖かい部屋の中で楽しむのにぴったりです。
34.『青列車の秘密』
『青列車の秘密』アガサ・クリスティー#読了
— 花車📚 (@gerbera_reading) February 9, 2023
ブルー・トレインで富豪の娘ルースが殺され、宝石が盗まれた。怪しいのはルースの夫か、愛人か。同じ列車にポアロも乗っていた。
容疑者はある程度絞られているにもかかわらず、誰を信じ、誰を疑えばよいのかわからない複雑さがあり、最後まで楽しめた。
季節ものを読んだり、気になった作品に寄り道したりしつつも、前から順に一冊一冊読んでいこうと思い立ち、『スタイルズ荘の怪事件』から『ビッグ4』までは既に読んだことがあるので、次の『青列車の秘密』を手に取りました。
殺人、盗難、資産、不倫、相続。様々な要素がたっぷり詰まった作品で、なかなか全体像が見えずにもどかしい一方、登場人物一人ひとりの事件への関わりを考えると面白いです。
35.『邪悪の家』
『邪悪の家』アガサ・クリスティー#読了
— 花車📚 (@gerbera_reading) February 19, 2023
ポアロとヘイスティングスは、海沿いの町で、岬に建つ家に住むニックと出会う。彼女は最近何度も命拾いをしたと言い、その後、彼女のショールをかけたいとこが殺される。
遺言書や本筋ではない犯罪、少しの違和感から真相を見抜くポアロ。正統派で楽しめた。
まず、『青列車の秘密』では不在だったヘイスティングスの登場が嬉しかったです。やはり、ポアロとヘイスティングスの掛け合いは魅力たっぷりです。
怪しく見える人は色々といて、しかし本筋ではない犯罪に関わっている場合もあって、というクリスティー作品ではよくある正統派の構図で、さくさく読めて面白かったです。
★見出し画像紹介
映画『ノッティングヒルの恋人』のロケ地となったノッティングヒルです。カラフルな建物が可愛らしいです。
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