#イラレ豆知識 イラレのバグ！？印刷物で気を付けなければいけない切り抜きの罠
皆様おはこんばんチワッス！ゲラです！
さてさて今回のイラレ豆知識は
イラレのバグ！？
印刷物で気を付けなければいけない切り抜きの罠
でございます！
少し中級者向けの話になってしまうかもしれませんがご容赦ください！
今回お話したいのは、チラシなどの印刷物にPhotoshopである条件で切り抜いた画像を使用して、さらにそれをリサイズする時に注意すべきことについてです！
ちょっとややこしいですが説明していきます！チラシなどの印刷物を作成した時に、画像をたくさん使用しているとどうしてもデータが重くなります。
そういった時に、イラレのリンクパネルから画像の縮小率をみてリサイズすることが結構あるんですね。
この赤枠のところですね、ここの数字を見てPhotoshopでリサイズするわけです。
イラレで20%の縮小率で使用しているから、フォトショで30%くらいに縮小して軽くしよう…みたいな
実はここの数値、ある条件でバグります
その条件とはズバリ
Photoshopのクリッピングパスを使用しての切り抜き
です。
Photoshopの切り抜きは何種類かありまして、クリッピングパスを使用した切り抜きというものがあります。
ペンツールで切り抜きたいラインに沿ってパスを引きます。そしてパスパネルのオプションから
パスを保存→クッピングパスを作成
を選択します。するとPhotoshopの画面上では変わらないのですが、イラレに配置すると切り抜き状態になっているわけです。
Photoshopだけを勉強しているデザイナーの方はこの切り抜き方に馴染みがない方ばかりだと思いますが、印刷物デザインをメインでやってきた方やイラレとフォトショをどちらも使っている方でこのクリッピングパスを使用した切り抜きをしている人はかなり多いのではないでしょうか？？
このクリッピングパスの切り抜きに非常に大きな罠があるわけです（怒
まずこの話を聞く上で押さえておいて欲しい前提条件として、印刷物で使用する画像の解像度は350dpi必要ということです。今回のこの画像も解像度350dpiになっています。
この画像を一度クリッピングマスクしていない状態で配置してみましょう！
切り抜きされていない状態で配置しました！この状態でリンクパネルを見ると拡大縮小率は100%になっています。
次にリンクパネルの鉛筆マークを押して、画像ファイルを直接Photoshopで開きましょう！
そして今度はクリッピングパスで切り抜かれた状態にします。Photoshopでクリッピングパスを作成して保存しましょう。そしてイラレに戻ると「リンクファイルを更新しますか？」とアラートが出るので「はい」を押します。すると…？？
ん？？
ん？？？？？？
ん？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？？
なんで？？？？？？？？？？？？
イラレで大きさを変えたわけでもないのに何故だか拡大縮小率が20.517%になってる！！！！！！！！！！！！！！
ただクリッピングパスで切り抜き状態にしただけで何故か拡大縮小率が下がってしました。これの何がタチが悪いって拡大縮小率が上がるんじゃなくて・下がるってことなんです。
この数字をバカ正直に信じて、あぁなんだじゃあデータを軽くするためにPhotoshopで30%程度に縮小しよう！ってリサイズしてしまうととっっっっってもやばいです…
「画像を縮小しても拡大縮小率は68%だから解像度はまだ足りてる！大丈夫だ！」と思いきや…
リンクパネルの拡大縮小率の2個上のPPIという項目を見てみてください。
解像度＝DPI＝PPIだと思ってください。
PPIが105になっています…
冒頭で印刷用の画像は解像度が350dpiないといけないと言いました。「105ppi…全然足りてない…（絶望」となるわけですね…
リンクパネルのバグった数字を信じてデータ軽くしようとリサイズしたものの、結局解像度が足りておらず実際に印刷してみたら画像が荒くなってしまってクライアントにしばき回される
これがこのバグの一番怖いところです…皆さんもイラレのリンクパネルの拡大縮小率を見てリサイズする際はぜっっっっっっっっっっっっったいに気をけましょう！！！！！！！！！クライアントにしばき回されたくなかったらね！！！！！！！！！！！！！！！！！！！！
皆様もPhotoshopのクリッピングマスクとリサイズにはぜっったい気をつけましょう！
そんじゃまたなお前らwwwwwwwwwww
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