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「ありがとう」のきっかけを

アマゾンプライムで探偵ナイトスクープを見るのが近頃の日課になっている。どのエピソードも笑えて泣けて、信じられないくらいクオリティーの高いものばかりで、毎回感動するとともに驚いている。

今日見たエピソードは、結婚以来数年間「ありがとう。」と夫に言えていない女性が依頼者である。子供の面倒を見たり、一生懸命働いて家を買ったりしてくれた夫に対して、感謝の気持ちはあるのだが、それまで一度も言ったことがないという気恥ずかしさから、彼女は未だにありがとうを言えずにいる。それをなんとか言いたい、というのが今回の依頼だ。

担当は真栄田探偵。まずは街に出て、世間の奥さんが夫にありがとうと伝えているのか調査するところから始まった。

一人目の奥さんは結婚してから28年。感謝の気持ちは持っているということだが、ありがとうと言っているかと聞かれると、「言うわけないじゃないですか。」と照れ笑い。

じゃあ今から伝えましょう、という流れになり、その場で夫に電話をかけ、恥ずかしそうにしながらも、「結婚してくれて、ありがとう」と伝えた。夫も、突然のことに電話口で戸惑っているようだったが「僕こそ、ありがとう。」と返す。

その後も数人の奥さんに声をかけ、そのたびに日頃感じている感謝の気持ちを夫と確認し合う様子を見た依頼者は、その姿に感動し、自分も勇気を出して「ありがとう。」と伝えることを決意する。

奥さんが言いたいことがあると伝えられた依頼者の夫は、最初は何を言われるのかとビクビクしている様子だった。しかし、感謝の気持ちを伝えられると、安心もあってか涙を流し「(家族のために頑張ることは)もちろんです。ありがとうございます。」と妻に伝えた。

チャッチャッチャッ!ということで、このようにして今回も依頼は達成された。後日談で、「ありがとう」という言葉を気に入った息子が依頼者に「ね〜あの言葉言ってよ〜。」とせがむようになってきたそうだ。

ありがとうという言葉の大切さを改めて実感することができるエピソードだった。普段はきっかけもなく、言いづらいかもしれないが、これを読んだあなた!これがそのきっかけです。今日中に、普段感謝している相手に「ありがとう」と伝えて欲しい。


最後までお読みいただき、ありがとうございました!