熊本 第２ラウンド No.1
朝、起きて準備をしていると娘たちが起きてきて「抱っこ〜」と。別にすぐにまた会えるのに何度もハグをしてくる。今だけの特権としてしっかりハグ。
空港に向かう電車の中では、睡魔に襲われしばらく寝てしまった。
空港に着くと、以前の感じではなく少し混雑していた。軽くお土産を買い手荷物を預けると、もう時間いっぱい。出発時刻まであと２０分もない。係員に助けを求め何とか搭乗口にダッシュで向かう。コーヒーだけ買ってギリギリ乗り込みセーフ！
次回からはもう少し余裕を持って家を出ないとダメだなと反省。
出発伊時刻近くになり座席で待っていると、僕よりもデカい外国人が乗ってきた。「アレッ？見たことある顔だな？」と思って考えたら、J -WAVEでお馴染みのサッシャさんでした。ちょっと嬉しくなりましたが、特に知り合いでもないのでスルー。
機内では少し仕事をしようとするも、なぜか機内Wi-Fiが繋がらない。四苦八苦しながらなんとか接続できたものの、いまいち切れたりするので仕事にはならない。ちょっとした調べ物や簡単なまとめの作業をしてやり過ごした。
熊本空港に着くと気温は30℃、暑い！すぐにいつものレンタカー屋さんで車を借りいざ出発！
まず向かったのは、空港からほど近いＪＡ菊池 きくちのまんま菊陽店。さまざまな野菜が売られています。情報によれば県内で一番野菜が売れる場所とのこと。
この周辺は畑しかないようなところなので、みんなが売りにきてみんなが買いに来ると。中に入って甘ーい人参を齧りながら次の目的地に行こうと思っていましたが、時期が外れているとのこと。シルクスイートと牛蒡を買いました。
次に向かうは上天草の漁協。キュートな笑顔が素敵なKさんの紹介でとある漁師さんに会うのです。
熊本空港から車で１時間半くらいのところです。いつものように飛ばしていきます。ちょっと早めに着いたので少し港を散策します。
堤防の先の方では釣り人が15人くらいいます。羨ましいなぁ。
待ち合わせ場所に来て頂いた漁師の奥様に、車で先導されてご自宅に伺いました。
こちらのご家庭は旦那様が漁師をしており、奥様が加工品を作っておられます。作られている加工品も、コハダやコノシロの酢漬けやタコ飯の素など、遠ても美味しそうなものばかり！
リビングで改めてご挨拶をし、フレマルの活動を説明しました。そして現在抱えている問題や課題、どのようにしていきたいかの要望を伺いました。
地方ではよくあることなのですが、地元での取引価格が低くもっと高単価にしていきたい。加工品は作っているが人手が足らない。といっても新たな人を雇うほど利益は出ていない。こういったジレンマから抜け出したいという切実な思いが伝わってきます。
大きな取引があっても対応できないし買い叩かれる・・・。
何とかしたい・・・。
いろいろとお話を伺った後、こんな考え方はどうでしょうか？こんなやり方もあります。といった会話が生まれてきました。
そこで目の前に出された、漁師である旦那様が捕ってこられた魚を奥様が調理したものを頂きました。
めちゃめちゃ美味い！！！
この品質は東京ではなかなかお目にかかれないです。
肉厚で、当然鮮度の良さからくる味の良さ、繊細な身。本当に一級品でした。
以前ご主人は、東京の豊洲市場で並べられている自分の魚を見たことがあるそうです。見てすぐに自分が獲ったものだと分かったそうです。しかしそこに並べられた魚は、鮮度が落ちるのはある程度仕方ないにしても、取り扱いも含めた品質の低下がショックだったそうです。
「これを銀座の鮨屋さんたちは使っているのか？！」と複雑な気持ちになったそうです。
こんな経験もあり、品質を維持しつつ直接お客様に届けられないか？
こだわって作った加工品もお届けできないか？との思いがずっとあるとの事でした。
諸々の問題はあるものの、こんな高品質なものを放っておくのは勿体なさ過ぎます。私は最大限の協力を約束しました。
続く
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