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「奇跡の塩」ぬちまーすと普通の塩、どこが違うのか? #1 ぬちまーすの力

胃腸が疲れない、足がむくまない、肌がうるおう……。ミネラル含有率世界一としてギネスにも登録された、奇跡の塩「ぬちまーす」。一流アスリートにも愛されるぬちまーすは、どのようにしてつくられたのか? そして人類にはなぜ、OIMs(オイムズ)と名づけられたミネラル群が必要なのか? そのすべてを明かした本、『ぬちまーすの力』よりポイントを抜粋します。これを読んだら、きっとあなたもぬちまーすを試してみたくなる?

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「煮釜式」の致命的な欠点

従来の製塩法は、海水枝条架式や砂にまく方法を用いて海水中のミネラルの濃度を濃くし、次に釜で炊いて水分を気化させ、過飽和になった海水中のミネラル分を結晶化させて、塩化ナトリウム NaClが85%くらいの食塩を作るのが主でした。

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この方法だと、水分が減少するにつれ、過飽和になった成分のみが結晶化し、まだ過飽和になっていない成分は釜の中の水に溶けたままです。水分を完全に気化させることは煮釜式では不可能なのです。

それでも火をたき続けていると水分の触れていない部分の釜自体が熱くなりすぎて、釜に直接接触しているOIMs(海洋イオン化状態ミネラル群 Ocean Ionized Minerals。詳しくは後述)が化学変化を起こしてしまいます。

人体で栄養素として働くためには容易にイオン化できることが必須条件です。ところが、味噌汁のコンロの火を消し忘れたのと同じことが起こります。焦げたものは栄養として役に立たないのです。

これまでの「煮釜式」では、塩を作る際にできるOIMsがまだ結晶化できずに溶け込んでいる液体を分離してしまいます。この分離して食塩から除外されていたのがニガリで、本当はヒトの健康になくてはならない大事なOIMsが含まれていたのです。

種類が違うミネラルが、異なる量含まれている水を気化させた場合、それぞれの成分で過飽和になる時期が変わります。

そのため、従来の方法では、海水に溶け込んでいるOIMsの各結晶粒子を同時に結晶化させることは不可能だったのです。

「常温瞬間空中結晶製塩法」で製造された塩は、26%以上がNaCl以外の、ミネラルです。

ぬちまーすは「海の結晶」

1997年1月4日の新聞に、「4月1日からは塩が自由化されて、民間でも自由に塩の製造販売ができるようになる」という記事がありました。この記事を読むと同時に、私には次図のような「常温瞬間空中結晶製塩法」が見えました。

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1月4日に発明、翌2月に論文をまとめ特許を申請し、さらに翌3月には「株式会社ぬちまーす」の前身である「ベンチャー高安有限会社」を立ち上げました。

人類を救うこの塩を1日も早く世に出すべきだと考えたからです。

製塩法に関しては、効率を高める研究はいろいろとなされてきましたが、塩そのものの質を良くする研究はなされていませんでした。質を良くするということは、海のままのOIMsを海水から取り出して、ヒトの食事に利用できるということです。

真夏に空気中に細かい霧を噴射すると、地面に落ちてくる前に気化し地面は濡れません。「常温瞬間空中結晶製塩法」はこの原理を使っています。しかし、3.5tの塩を製造するためには、100tの海水を微細霧にしなければなりません。

私はこの微細霧発生機を特許申請の前の年の1996年に開発して、洋ランハウスで使用していました。

つまり、すでに開発した機械に海水を入れて水分を気化させれば、塩が降ってくるということに気づいたのです。

生命がその身体の健康を維持し、かつ子孫を継続させるすべてのOIMsが含まれている塩、つまり「海の結晶」を作ることができたのです。

ぬちまーすを発明した私が、その価値を世界で一番よく知っていたのは、私の趣味が「生命誕生と進化」を調べることだったからです。

「常温瞬間空中結晶製塩法」では、例えば1tの海水を10ミクロン以下に分割します。この分割した極微細粒子を温風で吹き飛ばします。すると極微細粒子を形成している水分は気化し、水H2O(分子量18)は空気(窒素N2=28・O2=32)より軽いので、建物の窓から空に逃げていきます。

OIMsは空気より重たいので落下し、先程の図のように、降り積もります。

これは海水から、水H2Oを抜き取った後のものです。すなわちこれがOIMsなのです。これに水を加えると、海の水になるはずです。

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ぬちまーすの力

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