ゴキブリでナメクジでカマキリ

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最近の記事

会いたい

辛くて寂しい時、人に会いたくなる。 会話が続かなくて落ち込むことになっても会いたい。 自分のために会いたいのは、不誠実なことなのかもしれない。

    • 何気ない連絡がこんなにも嬉しい

      深夜に友人からLINEが来た。 「これ見て」と私の好きな漫画の画像が添付されていた。 胸が跳ねた。心があったかくなるのを感じた。 にやけた。小躍りした。万歳した。 業務連絡と公式LINE以外から私にメッセージは滅多に届かない。 鬱屈したところに花が咲き、麗かな気持ちになる。 親愛なる友人よ。私の友人として存在してくれて、ありがとう。

      • 偏差値

        姉と偏差値の話をした。 偏差値に差があると会話に支障が出るらしい。 おそらく私より姉の方が偏差値が高い。 私は間違った言葉や説明の蛇足が多く、話に違和感を感じることがあると姉は言った。 悲しいけど、その通りだ。 脈絡がない。前置きなく喋り出す。例えられてない例え話をする。意味不明な造語を使う。語彙が少ない。等々挙げればきりがない。 姉は改善策を一緒に考えてくれた。 まずは、例え話は極力控えること。 次に、話の繋がりを意識すること。 最後に、メール文面のような構成にすること。

        • ほし

          星が降る 君の隣 緩やかな 君と二人 軽やかな 囁きひとつ 何食わぬ 猫が過ぎる 移ろう景色に 不安定をのせて 輝く雫を 風が宥めた 歌おう昨日の暖かさに安堵して 見つけられない星を探して 向かった空があまりにも 穏やかだったから

          知らなかった!夏目漱石の明暗って途中までしかないんだ!

          最近、夏目漱石著の「明暗」を読んでいたら途中で終わって驚いた!しかもめっちゃいいところ!続き気になる!悲しい! 全く知識もなく、なんか文豪の〜夏目漱石なんてどうかしら〜。と軽率に読みだしてしまった。そして内容はかなり鬱ぽい。考えていることとか行動があるあるすぎる。こういうなんとも言えない感情とか行動ってあるなって頭を掻きむしりたくなるほどリアル。これ元気な時に読んだ方がいいな。 感想って難しー!とにかく素直に生きた方がいい!ってことだな!知らんけど!

          知らなかった!夏目漱石の明暗って途中までしかないんだ!

          髪の毛

          私の家には私の髪の毛が至る所に落ちている。抜けるのは仕方のないことだが、なんとなく人よりも多い気がする。まだ薄くなってはいないと思うし、掃除も毎日している。家中から集めた髪の毛の量に毎日驚く。お風呂の排水溝も毎回驚く。本当に全部自分の髪の毛なのだろうか。なまじ長いから余計にホラーだ。よくホラー映画で髪の毛が大量に出てくるシーンがあるが、そんなに抜けていたらその持ち主は薄毛か禿げてしまうのではないかと思う。しかし、そんな映画に出てくる幽霊達は毛量が多いまたは増えているからすごく

          誠実な会話

          カッコつけて文章を書くと、大抵居た堪れなくなって投げ出してしまう。丁寧に書こうと思うと、考え込んで立ち止まってしまう。頭の中で饒舌に演説していても、いざ外に出そうとすると何も思い出せない。私は出力が苦手だと思う。頭の中ではスムーズに会話できているのに、実際は吃って慌てて全く思ってもないことを口走ってしまう。ああ間違えた。と思った時にはもう遅い。他人は私の言葉を聞く。間違って外に出た言葉たちが私だと認識されてしまう。そしてそれに付随する態度や行動、雰囲気を加味してその言葉をジャ

          世界が綺麗になったら

          ずっと世界が平和だったらいいのにと思っていた。 意地悪なことがなくて、みんなが幸せならいいのにと願っていた。 そうしたら自分も幸せになって安心して過ごせると思っていた。 そのためには正しいことが必要だと思っていた。効率と統制と自由と幸福な何か。柔軟な優しさが頂点に立つ未来。そのために生きていた。 だけど、考えるうちにその善い世界に恐怖した。右往無像があやふやが隠してくれていた自分が露わになる。化け物だ。気持ち悪くて、滑稽で、最低だ。ただそう思うのは自分だけだ。こんなに汚い

          みんな何書いてるの

          みんな何書いてるの? たくさん文章があるけれど、絶対誰かか何かが書いているんだよな。と思ったら本当にすごい。びっくりしちゃう。考えて、それを文章にするなんて。読んでいるとみんな頭良くって面白い感じでなんかすごい。どうやったらそうなれるのかとても羨ましい。それにしてもみんな思い付いたことの何を書いているんだろう。頭で考えたことを文に写す時、変なフィルターやエフェクトが自動追加されている気分になる。自分の場合、全く別の文になったりする。まるで写真に写った自分だ。あまりにも自分じゃ

          憧れと初めての欲しいもの

          中学生のとき、修学旅行で京都に行った。ずいぶん昔のことだ。USJにも行ったし、清水寺にも行った。生八つ橋も買ったし、じゃがりこのたこ焼き味も買った。細かいことはあんまり覚えてないけれど、自分の中で印象に残っていることがある。 がま口財布を買ったことだ。がま口は可愛い。ライトな気持ちでがま口が好きだ。お花の柄も好み。小銭がたくさん入る。 自分は寒色キャラだった。なんじゃそのキャラは。と今では容易く突っぱねられるが、中学生の自分はなぜだかそれが難しかった。自分の中の決め事に雁

          憧れと初めての欲しいもの