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[日本人の挑戦] 注目の試合

今日本の若いファイターが世界のNo.1 MMA団体「UFC」で戦いの機会を得ている。

「UFC注目の2戦目」

既にUFCで1戦行い、そのデビュー戦に勝利を収めている平良達郎は10/16(日本時間)のUFC APEXでCJ・ベルガラと2戦目を行う。

UFC フライ級 
平良達郎(1-0)VS CJ・ベルガラ(1-1)

平良の22歳に対してベルガラは31歳と9つの年齢差がある。
ただ、キャリアを見ると年齢ほどの開きはなく、試合数や戦績も大きくは変わらない。

レコードとフィニッシュのバランスが良いのは平良の方だが、UFCでの試合経験はわずかにベルガラの方が多い。

また、ベルガラは6KOのフィニッシュを持つストライカーだ。この相手を前に平良は被弾を防ぎながらしっかりと封じ込めることが出来るのか。

UFCでの2戦目、その内容が問われる大事な試合で22歳の日本人ファイターが海外をあっと言わせる所を見てみたい。


「UFC280に代役出場。大きなチャンスを得た若き修斗チャンピオン」

10/22(日本時間)にアブダビで開催されるビッグイベント「UFC280」

この大会に日本の若き修斗チャンピオンである西川大和が欠場した選手の代わりを務める形で参戦することになった。

対戦相手はダゲスタンの戦士マゴメド・ムスタファエフだ。

世界の様々な団体で脅威的な活躍を見せるダゲスタン人の1人と西川大和は対戦することになる。

UFCライト級
西川大和(0-0)UFCデビュー戦VSマゴメド・ムスタファエフ(3-2)

西川はUFC初出場ではあるが、プロ戦績は(21-3)と高い勝率と豊富な試合経験を持つ選手である。それでいて現在19歳という年齢なのだから驚きだ。

また、修斗の世界ライト級チャンピオンであり、14連勝中の猛者である。

一方、ムスタファエフはUFCで(3-2)と勝ち越している上に、キャリア全体で見ても(14-3)と高い勝率を築いている強豪だ。

ダゲスタンの選手特有の組みの強さや壁レスの上手さは脅威そのもので、難しい試合になることが予想される。

また、西川の持つ修斗のベルトは「世界」となってはいるが、戦績としては日本人選手との対戦の方が多く、UFCクラスの海外選手とぶつかる今回の試合で本当の意味での「世界の壁」というものを経験することになるかもしれない。

ただ、レコードにまるで傷のないダゲスタンのトップ所とぶつかるよりは、まだチャンスを感じることはできる。

もし、ここでムスタファエフを破りナンバーシリーズで結果を残すという快挙を成せば世界に向けて大きなアピールになることは間違いない。

何にせよ19歳という若さで大きな経験を吸収することが出来るというのは、勝ち負けに関わらず、これから先の成長に活きる貴重な財産に繋がっていくことになるはずだ。


また、初めてDWCSからUFC入りを果たした木下憂朔の試合も今後組まれて来ると思うので、ウェルターという階級でも新たな日本人の活躍を期待することが出来る。

小さい階級から大きい階級まで日本人ファイターの参入が少しずつ進み、世界の大きな舞台へ活躍の輪が広がりつつある。

これから先、数年の間に時代の変化を感じるような熱い試合が観られることを期待したい。


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