氷室健太郎

福岡県広川町在住。44歳。県立八女高校→九州大学法学部→広川町役場に入庁し、働きながら…

氷室健太郎

福岡県広川町在住。44歳。県立八女高校→九州大学法学部→広川町役場に入庁し、働きながら熊本大学大学院 (公共政策学修士)に通い、 在職中は地方創生事業などを担当(町⺠課、住⺠環境課、福祉課、政策調整課を経験) 。主に、活動内容や私が考える政策などについて発信していきます。

最近の記事

7月10日豪雨災害に関する今後の対応について

7月10日(月)未明からの大雨災害により、町内各地で甚大な被害が出ています。 発災の直後から、避難指示等の発令や避難所の開設、避難誘導、冠水箇所の連絡対応などに始まり、町役場は完全に災害モードに切り替わりました。 町職員や消防団、消防関係者は、次々と寄せられる救助要請、冠水して通行不能となった道路の規制など、献身的に尽力したと思いますが、町内で1名の人的被害が生じたことは痛恨の極みです。 皆さんもご承知の通り、広川沿いの住家が2軒倒壊し、濁流に押し流される映像がテレビで繰り

    • 物価高騰に対する「3つ」の支援策

      先月の町議会において、高止まりが続く物価高騰に対する支援策を実施することが決まりました。 「非課税世帯への臨時特別給付金」などの国が行う支援事業についても、今回の議会で予算が決まりました。 対象となられる方々には今月から順次お知らせが届きます。 くわえて、町が独自で行う支援策も決定いたしましたので、今回はこちらを紹介いたします。 1.子育て世帯への物価高騰対策 小麦粉をはじめとする食材料費も高騰を続けています。 そのため、子育て世帯に対し、18歳までの子ども1人あ

      • 今後の「副町長職」について

        6月14日(水)、広川町議会6月定例会が閉会しました。 町長として初めて臨んだ議会。 町議会議員や町職員の皆さんからご協力いただき、なんとか終えることができました。 この場を借りて感謝申し上げます。 今回の議会では、私が最重要政策としてきた「足下の物価高騰」や「子育て支援」についても、町独自の支援策として盛り込むことができました。 これらについては、あらためてご説明する機会を設けたいと思います。 今回は、副町長職の今後について、私の考えを記したいと思います。 すでにご承知

        • 施政方針演説

          皆様、すっかりご無沙汰しておりまして申し訳ございません。 ご挨拶まわりや後片付け、就任準備等であっという間に時間が過ぎていきました。。。 5月22日(月曜)、第10代広川町長に就任いたしました。 就任後から慌ただしい日々が続きまして、6月7日(水曜)、ついに初めての町議会定例会に出席し、施政方針を述べさせていただくとともに、8名の議員からの一般質問にもお答えしました。 今回は、これからの4年間の町政に臨む、私の考えや政策を述べた施政方針を掲載いたします。 施政方針 ー

        7月10日豪雨災害に関する今後の対応について

          新しいまちづくりのための「5本の柱」(後編)

          前回に引き続き、新しい広川町を築くために必要な「5本の柱」について掘り下げてお話ししたいと思います。 今回は「3.暮らしやすく災害に強い生活インフラの整備」と「5.未来を創るには人材育成が不可欠」の2本です。 3. 暮らしやすく災害にも強い生活インフラの整備 これは「安全・安心で暮らしやすいまちづくり」を意味します。 当然のことながら、住民の皆さんが安心して暮らせる環境づくりは、まちづくりのベース(基盤)です。 国や県と連携し、自然災害に強く、誰もが利用しやすい生活環境を

          新しいまちづくりのための「5本の柱」(後編)

          新しいまちづくりのための「5本の柱」(前編)

          私は、新しい広川町を築くために、まず「5本の柱」を立てるところから始めます。 5本の柱の内容については、私のホームページやリーフレットに記載しておりますが、今回のブログでは少し掘り下げてお話ししたいと思います。 5本のうちの1本「子育て支援や教育環境の強化で未来への投資」については、前々回のブログ「子どもたちの可能性を信じて」でご説明したとおりです。 1.まずは住民生活を守ることから これは「感染症や物価高騰の影響から生活を守る」ということを意味しています。 コロナ禍は、

          新しいまちづくりのための「5本の柱」(前編)

          ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に思うこと

          話題に少し遅れましたが、日本野球が世界一になりましたね。 準決勝、決勝と手に汗握る接戦を制し、日本中が盛り上がりました。 なかなかテレビを見る時間がない私でさえ、垣間見たニュースに興奮しました。 投打二刀流の大谷選手、経験豊富なダルビッシュ選手、重圧を跳ねのけ実力を発揮した村上選手、俊足でホームを駆け抜けた周東選手。 チームが一丸となり、全ての選手が自分の役割を果たし、優勝という素晴らしい結果を残されました。 しかし、私が注目してしまうのは、やはりチームを率いた栗山英樹監督

          ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)に思うこと

          子どもたちの可能性を信じて

          私は、小学生と中学生の子どもを持つ、子育て世代の当事者です。 そんな当事者が広川町のリーダーを担うとき「どのような子育て支援施策を展開するのだろう?」と、大きな期待感をお持ちの方もいらっしゃることでしょう。 私も子どもが生まれて以来、この町の子育て環境については考え続けていますし、現状に対しての不満や要望はもちろんあります。 今後、取り組まなければならない施策は多岐にわたります。 ・小中学生の給食費無償化 ・高校生の医療費無償化 ・子ども手当の高校生への拡充 ・小中学校トイ

          子どもたちの可能性を信じて

          「地元」と呼べる幸せを噛み締めて

          私は、長徳(ちょうとく)区に住んでいます。 広川町では、自治会単位を「区」と呼びます。 その長徳区の方々が「氷室けんたろう長徳後援会」を組織し、陰日向で私を支えてくださっています。 「地元んもんがはりこまんなら、なんのよそんもんがはりこもうか。」 私が覚悟を決め、長徳のある方に相談したときに、この言葉をいただきました。 念のために翻訳すると、「地元の人が精一杯やらないで、どうして他所の人が動いてくれようか」という意味です。 私の決意を受け入れ、「よし!やるぞ!」と一緒に立

          「地元」と呼べる幸せを噛み締めて

          政治不信や無関心と戦う

          選挙と聞くと、対立候補同士の戦いを思い浮かべますが、実際に政治活動を始めると、また違った戦いに直面することがあります。 「誰が町長でも変わらないよ」「政治なんて一部の人たちの利権争いでしょ?」など、政治に対する不信感をお持ちの人と出会うことがあります。 また、「そもそも町長って何してるの?」「選挙なんて行ったこともない」などの、政治に対する無関心に出会うことも少なくありません。 しかしながら、政治に「無関心」でいられても、「無関係」ではいられません。 なぜなら、政治は日常

          政治不信や無関心と戦う

          政治家が育ち、町が動き出す

          今年の1月に「氷室けんたろう後援会」が立ち上がりました。 私を励まし、ご指導くださる方々に、心の底から感謝の気持ちが込み上げます。 ここで、敬意と御礼を込めて、後援会で私を支えてくださる方々をご紹介させていただきます。 藍染手織の久留米絣工房を営む職人であり、私の叔父でもあります。実直な性格で周囲からの人望も厚く、心から信頼できる大恩人です。 そして、副会長は3名。 広川町には3つの小学校区があるので、それぞれ1名の方に引き受けていただきました。 私が消防団員時代に大変

          政治家が育ち、町が動き出す

          2月19日、後援会事務所開き!

          2月19日の日曜日。 ついに、氷室けんたろう後援会の事務所開きを行いました! 前日まで雨の心配があった為、事務局は直前まで頭を悩ませておりましたが、なんとか天気も持ち堪えてくれ、無事に実施することができました。 ようやく実施することができ、ホッとすると同時に「ここからギアを上げていかねば!」と、身の引き締まる思いです。 本来は、大勢の方にご列席いただきたいところでしたが、感染防止の観点から、後援会関係者と地元である長徳区の方々に限らせて頂きました。 それでも、120名を超

          2月19日、後援会事務所開き!

          リーダーに求められる資質とは? (2)

          前回は、リーダーが持つべき「翻訳者」の側面について書きました。 今回は、組織の「管理者(マネージャー)」としての役割について考えてみます。 皆さんは「リーダー」と聞くと、どんな人をイメージされますか? 「力強く、周囲を引っ張っていくのがリーダーだろう!」と考える人もいると思います。 たしかに、トップダウンで指示し、ときに強い口調で叱咤激励しながら、組織をまとめ上げる人が求められるときもあります。 しかし私は、現在のように、先行きが見通せない時代のリーダーには、強い権限を持

          リーダーに求められる資質とは? (2)

          リーダーに求められる資質とは? (1)

          この広川町で大きな挑戦に向かう決断をしてから「リーダーにはどのような資質が必要か?」という事について常に考えています。 リーダーに求められる要素は多岐にわたります。 その中でも、私が最も重要だと考えているのが「資質」です。 今回は、その資質の一つについてお話ししたいと思います。 まず一つ目は「翻訳者」としての資質です。 これは、異なる言語同士を変換するように「住民の生の声を、行政内の政策に変換する」という意味での翻訳を意味します。 住民の皆さんからは、さまざまな要望や意見

          リーダーに求められる資質とは? (1)

          「今こそ挑戦のとき!ブログ開設!」

          氷室健太郎(ひむろけんたろう)と申します! 私は昨年の12月9日をもって、約20年勤務した広川町役場を退職しました。 そして、翌10日に記者会見を行い、広川町長選挙へ立候補する意思を表明いたしました。 文量が限られるSNSでは発信しづらいことを中心に、こちらで書き連ねていこうと思います。 簡単に自己紹介をさせて頂きます。 私は八女市の出身で、九州大学法学部を卒業後、広川町役場に入庁しました。町⺠課→住⺠環境課→福祉課→政策調整課→企画課を経験し、地域創生などを担当しておりま

          「今こそ挑戦のとき!ブログ開設!」