登園拒否

今日のnailのテーマ：「園バス」
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保育園の記事を書くにあたって、通っていた保育園のHPで年間行事や１日の流れ、園の教育理念などをざっと確認した。

ホームページをみると、自分はとっても楽しげな保育園生活を送っていたように思えた。

だが、私は保育園に行くのが嫌な時期があった。

なぜ嫌だったのか。

いじめられていたとか、仲間外れにされた記憶は一切なし。

ただ、家で妹とおばあちゃんと遊んでいたい、と思ったような気もする。

私は毎朝お迎えに来る園バスへの乗車を拒否していた。
酷い日は、家から数メートル先まで走って逃げた。

しかし、どうやったのか知らないが、私が泣いても、逃げても、母は絶対に園バスに私を乗せた。

保育園をお休みさせてもらえた日は１度もなかった。

この登園拒否期をどうやって乗り越えたかは覚えていない。

記憶にあるのは、保育園に行くのが嫌で園バスから逃げていた自分。

だけど、卒園アルバムには、保育園のお友達と楽しそうに遊んでいる写真も間違いなく存在する。

楽しい時間も間違いなくあったはずなのに、思い出せない。
思い出そうとしても、「楽しいことを思い出さなくちゃ」とひねり出した記憶は果たして本当に楽しい、幸せ、と感じた記憶なのか不明。

記憶の改ざんは、良くも悪くも容易いことだと思う。