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僕が転職した理由

こんにちはごますりおです。


今回は、僕が転職しようと決心した経緯について記事を書こうと思います。


一度目の転職(民間病院→公立病院)


僕は一度民間病院→公立病院へと転職は経験しています。このときの転職理由としてはずばり給料です。給料が低かったんです!基本給が低く、薬剤師手当が高め設定だったため、ボーナスがまず低い。そして残業代がつけにくい!上司は結構残業していたのですが、少なめに申請する風習があったんですよね。

僕はやった分を正しく申請していたのですが、ある日薬局長に話しかけられてこんな会話をしました。

薬局長「ごま君だけ毎月残業多いんだよね。一人頑張りすぎているんじゃないかな?」

僕「そうですか?僕は働いた分だけ申請しているだけですが…先輩方が少なめに申請しているということはありませんか?」

薬局長「うーん…難しいところだね…」

というわけで、暗に残業代を少なく申請しなよという圧力がかかったんですよね。戦うだけ無駄だな!と思ったのでその日から転職活動を始めました。


公立病院では


公立病院では、公務員薬剤師として働くこととなりました。第三次救急病院だったため、様々な症例を経験することができ、大変勉強になりました。また公務員は福利厚生がしっかりしていることもあり、有給を取りやすいところもかなりよかったです。

公務員であるため、病院以外にも保健所や研究所、県庁に異動するということも可能性としてはあったわけです。僕の場合は色々な仕事を経験してみたかったため、同じ公務員でありながらほとんど異業種への配置変更があるというの魅力の一つではありました。

正直、このまま定年退職まで勤め上げてもよいなと思える職場でした。


二度目の転職(公立病院→調剤薬局)


ではなぜ、転職を決意したか?ですよね。普通、満足していたら転職はしないはずです。これにはとネガティブな理由ポジティブな理由があります。


ネガティブな理由

公務員であるがゆえに、全てがマニュアル通り、融通は利かないんです。まず一番大事なのがマニュアルなのでした。患者の利益はその次です。患者の利益を追求しようにも、マニュアル改訂の手間が出てくるためずっと先送りになってしまうような環境でした。


また、効率性も皆無です。きっちり仕事をこなすのが第一であり、効率やコスパは度外視です。コスパ改善の提案をしようにも、前述の通りマニュアル遵守あるため、中々改善にはこぎつけられませんでした。


そして公務員であるが故(?)すべてが保守的でした。新しく異動してくる上司は、前例踏襲を良しとしていました。以前より続くことは今後も変えようとしない姿勢、そういう上司が薬剤部を仕切っておりました。


患者第一に働き、かつ効率・コスパのために改善できる部分はどんどん変えていきたい!というのが僕の考え方です。


考え方が真逆だったため、段々と心にモヤモヤがたまり、自分のスジを通した働き方が難しくなってきているな…と考えるようになってきていました。


ポジティブな理由

一方で、何か新しいことをしてみたいという欲求も徐々に出てきていました。


せっかく薬剤師免許をもっているのだから、病院の、しかも公務員という枠に収まらずに、もっと幅広く働いてみたくなったのです。


しかし公務員は副業を法律で禁止されています…隠れてやろうにも、リスクがありすぎました。


そんなときに、同地区で調剤薬局を展開している同級生より声がかかりました。


「もし良かったらうちの会社に転職する気はない?イチ薬剤師としてではなく、ゆくゆくはマネージャーや役員としても働いてもらいたいんだよね!まだ小さい企業だからこそフットワーク軽くなんでもできるよ!副業ももちろん可能だよ!」


これは!!と思いました。自分が考える働き方を実践することができる可能性が高い!しかもマネージャーのような管理の仕事となると、職場の考え方もある程度自分の理想に近づけることができそうだ!という希望がみえました。

もちろん、ここだけ見るといきなり連絡がきて、おいしい話すぎて怪しい感じもしてしまいますが、実際は開業した当初より連絡を取り合っていて、薬剤師の紹介や、ちょっとしたお手伝い(もちろん無給ですよ。ちょっとしたボランティアです)をしていた関係性があったからこその話でした。


話をもらったその日に妻に相談し、翌日には転職することを決め
、週明けには薬局長へ退職の意向を告げました。非常にスピーディーでした。


現在

2023年4月17日時点ではまだ公立病院薬剤師です。転職を決めたのが3月末だっため、タイミングがずれこみました。異動が発表になり、さあ新体制の計画を立てるぞ!というタイミングに退職を申し出たので、上司には大変ご迷惑をおかけしたなと思っています。


誤解を避けるために言いますが、上司の方々は皆さん良い方ばかりです。僕に自由に働かせてくださったし、有給や看護休暇をとっても特に何も追及だれたこともありませんでした。ただ、考え方が合わなかったんです。それだけなんです。


新しい挑戦をするにあたり、現在自分は非常にワクワクしています。楽しみです。このワクワクがずっと続くような働き方が出来ればなと思っています!

最後に、令和5年度の東京大学入学式における祝辞の内容です。すべて素晴らしい内容だったのですが、その中から一番良かったと思える一節を紹介し終わりにしようと思います。

時間がすごく限られている中で、考えるべきリスクは、何かに失敗するリスクではなくて、難しい挑戦に踏み込まないことで、成長できず、なりたい自分になれないリスク、世界に対してしたい貢献ができないリスク、行動を起こさずに「現状に留まることのリスク」だと思います。

グローバルファンド 保健システム及びパンデミック対策部長 馬渕 俊介


僕の心の内のモヤモヤを全て文章化されている!と思いました。僕が嫌だったのはこの現状に留まることのリスクだったんだな、と祝辞を読んでそう思いました。以下のリンクで全文読めますので、お時間ある方はぜひ読んでみてください。




それでは!


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