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教員を退職してライターになった理由

今回は、教員を退職してライターになった理由について書きます。
私は新卒から教員として働き、念願の教員採用試験に合格した4年後に退職を決めました。

・教員の働き方に限界を感じている
・一歩踏み出せずに迷っている

そんな方のちょっとしたヒントになれたらいいなと思って書きます。

きっかけは適応障害と診断されたこと

私が教員を退職してライターになった理由は「健康を優先した」からです。

毎日少しずつ無理して働き続けていたら、適応障害と診断され仕事を休むことになりました。

その期間はお医者さんにも「休むことが大切」と言われ、今では自分でも信じられないくらい昼も夜も寝て過ごしました。

心と体の健康があってこそ、働ける

教員を始めてから、学級・子ども・保護者・校内の仕事などについて考え、常に緊張感を持ち続けていました。

子どもたちの成長をこんなにも近くで感じられて、やりがいのある仕事。
「優しくて、でも厳しくて教えるのが上手で、明るくて素敵な先生」
そんな自分にとっての理想の先生を目指し、一生懸命。

けれども、自分の心はないがしろにされていました。
仕事でも私生活でも、先生らしくいないとね、
「~しなきゃ」「~すべきだ」という考え方でいっぱいでした。

「辞めたい」と思ったことは何度もあったのですが、本当に辞める自分は想像していなかったのが本音です。

これから、どうする?
自分に問いかけてみたとき、何も考えが浮かびませんでした。

教員以外の道など、考えたことがなかったからです。

体も心も元気でないと長く働き続けるのは難しいと気づきました。

あと30年以上教員として働く?

数年講師として働き、その後、教採に合格した私は「新採」として働き始めたばかり。

「経験を積んでいくことが大切だよ」
「新採のときは全然できなかったよ」
「これからだね」

これまで先輩の先生からいろんなアドバイスをいただきました。

せっかく正規職員になったからには!
まだまだこれからだ!
とは、正直なところ思えませんでした。

  • そもそも健康を損なってしまっている現状

  • これからライフスタイルも変化していくであろう

  • 仕事に全力投球できる時期から家庭も大切にしたいと考えるように

  • 30代、40代、50代と体力も衰えていくだろう

そう考えていると、教員としてこれから30年以上働き続けることは想像できませんでした。

【今が辛いと思っている方へ】教員退職を迷ったときに考えること

私の場合の退職まで段階的に考えていたことを共有します。

みなさんは「考えるより先に心身ともに限界を迎えてしまった……」ということにならないように、一度考えてみてください。

①辞めたいのは何が原因?
②相談して改善はできない? ※一番大切!
③最悪な状況を考えてみる
④やってみたいことはある?
⑤休むことも選択肢の一つ
⑥他の世界(業界)を知る

順番に解説します。

①辞めたいのは何が原因?

まずは、辞めたいと思った原因を探ることが大切です。
理由によっては改善できることがあるかもしれないから。

例えば、やることが多くて授業準備に時間が割けないと悩んでいるとき、同僚に相談したら「このプリント使って」と言ってくれることがある。
参考になる教育本もたくさんあります。

辞めたい理由は何なのか、思いつくままに挙げてみることをおすすめします。

②相談して改善はできない?

相談すること、これが一番大事だと思います!
何より、もっと早く相談しておけばよかったと後悔しています。

同僚や先輩に相談すると、全て解決するのは難しいかもしれないけど、これまで実践してきたことから解決策が見えることも。

保護者対応に悩んでいる場合、同僚に逐一相談して判断を仰いだり、一緒に対応してもらったりできます。

③最悪な状況を考えてみる

これは極論なのかもしれませんが、働いているうえで最悪な状況ってどうなったとき?と考えてみます。

私が考えた最悪な状況は、何らかの理由で仕事を辞めさせられることでした。
しかし、自分が悩んでいるようなことでは辞めさせられることはほとんどないと気づきました。

万が一そのようなことがあっても、他の仕事をして生きていけばいいと思えたので、気が楽になりました。

④やってみたいことはある?

自分がやってみたいことは何かを考えてみます。
考えることは自由だし、働きながら求人を見ることもできます。

ポイントなのは、働きながら考えることです。
私は限界を迎えてしまってから考えることになったので、そこまで無理をせず次の道を考えられたらよかったなと思います。

働くスタイルや自分の得意なことを生かせる仕事、やってみたかった仕事など、ここでは自己分析も必要です。

⑤休むことも選択肢の一つ

もし、心身に支障をきたしているなら休むことも選択肢の一つだと思います。
むしろ、健康でないときに「退職」「転職」など人生の大きな決断をしないでください。

以前の私のように「もう限界なんです」って人もいるかもしれません。
すぐに退職するのではなく、病休や休職する期間が持てると、健康を取り戻してから考えることができます。

今の状況で限界を迎えてしまっただけで、環境が変わればよい方向に向かえるかもしれないことを忘れないでほしいです。

現場が大変なことも、迷惑かけたくない気持ちも十分に分かります。
自分の心身の健康を守れるのは自分しかいない、ということは心の片隅に置いておいてもらえると嬉しいです。

⑥他の世界(業界)を知る

教員以外の仕事はどんな仕事があるか、視野を広げてみてみると発見があります。

教員の世界でしか働いたことがなかった私は、転職しようにもどうすればいいか想像がつきませんでした。

教員採用試験の勉強はしたことがありますが、そもそも就職活動をしたことがなかったのです。

元気を取り戻してきた頃、ふと思い立ってブログを始めました。
同時にSNSも始め、情報収集するようになりました。

ブログを通して書くことの楽しさを知り、Webライターという仕事を知りました。

【結論】健康であってこそ働ける

私が教員を退職してライターになった理由は「健康を優先した」からでした。

何より思うのは、健康でないと働けないし、働き続けられないということ。

教員の働き方に限界を迎えて悩んでいる人は、何が原因か? 改善できるか? やりたいことはあるか? と考えてみてください。

続けても、続けなくても、自分で決断したほうが正解だと思います。
私は自分で決めたことを正解にしていきます。

最後までお読みいただきありがとうございました。

今日も1日、お疲れさまでした!
ではまた!


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