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キャバクラスタッフの掃除学

飲食店でよく聞く、人気店のトイレは綺麗という話

なぜか、
多くの人に支持される店はお客様へのサービスの思いが強く、お客様が使うトイレにも気を遣って配慮が行き届いているからである。

トイレを綺麗にしても店は売れないが
売れてる店のトイレは綺麗なのである。

私自信も掃除という仕事を大事にしてる
理由は2つ、
前者と同じく、お客様への配慮
と、もう一つは
掃除はすぐにその成果が見えるから
である。

掃いたらきれいになるし、
拭いたらきれいになる
隅々まですれば、隅々まできれいになる
当然いい加減にやればいい加減の仕上がりにもなる。

仕事とはすぐには成果が分かりづらい事が多い。
戦略的に進めているが短期間で効果が得られるケースはなかなか少なく、
大抵は中長期にゴールを設定し、進捗確認しながら経過を見ていくものである。

が、掃除はやればすぐ成果が表れる。

在庫管理も分かりやすい
商品提供すれば無くなるし、発注すれば物が届く


キャバクラの仕事は、右も左も前も後ろも、「人、人、人、人、」
のビジネスである。

お客様、キャスト、スタッフ、スカウト、業者と人がとても関わる。

本音で接して話してくれる人もいるだろうが、
大抵皆、本音や建前、関係値の浅さ、深さ、損得勘定、はったり、過小評価、好き嫌い、年齢、性別、経済力、影響力、モチベーション、カルチャー、アイデンティティーとあまりにも多種多様で、お互いの立場や考え方、意図を汲み取り、理解し良好な関係を築くというのは、そう容易ではない事である。

それでも現代のビジネスマンは果敢に、コミュニケーション能力、知識や技術、ノウハウに行動心理学や人間力、カリスマ経営者の言う事の真似事、など色んな事を駆使して、人と関わり合いの中で、何が何でも仕事として成果を出さなければならない。



それと比べるとモノは、口をきかないし、自由に自分の意思で動かすことが出来る。キャバクラに入ったばかりの新米スタッフは、まずは掃除や、在庫、備品管理などを任されるが、
この仕事がいい加減だと、「絶対人と向き合う仕事を任せられないじゃん」と烙印を押されてしまう。

売れっ子キャストがヘルプに付くなんてあまりないが、
売れっ子キャストがヘルプに付いたら、めっちゃヘルプが上手い!!

と同じように、
なかなか掃除をする機会がなくなった店長、マネージャーも、実は掃除がめちゃくちゃ上手いのである。

だからこそ、ふらって店内見てても、普段より汚れてる場所や店内設備等に変化があると、責任があるスタッフの方が気付きやすかったりするのだ。

掃除は基本であり、本質であると、私は昔から信じてる。
掃除をすると心が浄化される。
ストレス解消にもなる。
凄いよ掃除!!


昨日、担当キャストが
「太客の席、単価上げたいから一緒に飲んでっ!」ってゆーから、
お客様に気を使いながら会話して、シャンパン俺ばっか飲んで、アフターも一緒に付き合って、アフター先でもシャンパン飲んで、終わり見えないから、女の子先に帰して、何とかお開きになり、俺もヘトヘトで帰って、少し寝たけどまだ、めっちゃ酒くさいのに、、
「昨日はありがとう。今日二日酔いでベッドから出られないから休むっ」
てLINE来たよ。


あまり人と話したく無い時は掃除に没頭する私がいる。



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