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読書感想 太宰治 佳日

青空文庫で佐藤春夫の作品をぼーっと読んでいたところ、「稀有の文才」というエッセイ(なのかな?)に、太宰治の「佳日」が紹介されていました。佐藤春夫はこの短編小説を読んで、太宰治の文才に驚歎したそうです。

わたし、太宰治は「人間失格」「斜陽」
「ヴィヨンの妻」「グッド・バイ」あたりを読んだくらいで、あんまり好きな作家ではないのです。
正直、人間失格、ヴィヨンの妻に至っては
もう二度と読みたくありません……(太宰治ファンの方すみません)

 これは、お酒と女性と薬(またはギャンブル)にハマる男性特有の心理にあんまり共感出来ないからなのだろうな、と個人的に思います。男性には熱烈なファンがいますよね。

 で、「佳日」を読んでみたのですが、普通に面白かったです。ところどころ明らかにウケを狙ってますね。普通にウケます。
友人の結婚の世話をした太宰治の実体験がもとになっているようですね。

これくらい、文章もなめらかで穏やかに読めるといいですね~。

多分、私が読んでないだけで他にも素晴らしい作品が沢山あるのだろうな。

その作家の代表作が、自分にとってのその作家さんの最高傑作とは限らないんですよね。
特に私は、代表作よりもマイナーな作品に惹かれる傾向にあります。なんでだろ??

それにしても、青空文庫アプリって最高です。スマホと青空文庫に出逢ってから、自分には「退屈」なんて存在しなくなったもの。
感謝感謝。





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