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簿記2級の連結会計 総合問題 Excelで解いてみよう!

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今回は、簿記2級の総合問題の例題をExcelで解いてみて,
どういう風に考えたら連結会計の論点がわかりやすいかなと思いながら書いていきたいと思います。

今回もイメージ図を貼り付けて置きます。


テキストはこちら↓ 

設例

設例 143
【資料1】
①のれん償却期間は発生年度の翌年から10年間

【資料2】支配獲得時の資料①P社は×1年3月31日にS社の発行済株式数の60%を15,000円で取得②×1年3月31日(支配獲得時)のS社の資本勘定の金額資本金   20,000円
利益剰余金  4,000円

【資料3】×1年4月1日から×2年3月31日の資料
①×2年3月31日のS社の資本勘定
資本金   20,000円
利益剰余金 6,400円
②S社の×1年度の当期純利益は2,400円、配当額は0円

【資料4】当期資料×2年4月1日から×3年3月31日
②S社の配当額1,000円
③P社はS社に対して原価に20%の利益を付加してい販売。当期の連結対象の取引高は8,000円
④P社の在庫のうち、S社から仕入れた金額は3,000円
⑤P社はS社の期末の売掛金に対して、2%の貸倒引当金を差額補充法により設定。P社のS社に対する売掛金は1,500円だった。

単純合算

【資料5】単純合算数値のExcel
一番下にExcelを貼り付けています。総合問題は少し構造的になるのでダウンロードしてExcelで見て貰えたらと思います。

Excelに打ち込んでみました。

連結仕訳

計算式を入れているセルは青文字になっています。
数値を入れるだけで、連結仕訳に飛ぶような形につくっています。

連結精算表

画像貼り付けが小さくなってしまって申し訳ないです。
連結仕訳を開始仕訳当期仕訳に分けて考えてみました。
開始仕訳は×1年3月31日の取得と×2年3月31日までの2会計期間を合計した金額です。

総合問題で一番見ていただきたいところは、画像の下の方の剰余金変動額2,902円です。
この剰余金変動額は、連結修正仕訳で損益が動いた金額です。
BSとPL作成問題では、連結修正消去仕訳で発生した損益を利益剰余金に振り替えます。これは通常の精算表作成の問題で行う、当期利益の利益剰余金への振替と同じでです。振り替えないとBSの貸借が一致しません。

簿記2級の合格の範囲を目指すなら必要ないかもしれませんが、連結精算表の構造をしっていると連結に強くなります。

Excel

今回までで利用したExcelを貼り付けて置きます。
ご参考まで

まとめ

連結の総合問題が苦手意識がなくなればと思って今回の記事を書いてみました。簿記2級の合格に少しでもお役に立てたらと思います。



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