見出し画像

長男が突然うつ病に6~藤川理論その2~


こんにちは、ももママです。今回も、息子のうつ病治療に大きな影響を与えた精神科医、藤川徳美先生のアプローチについて紹介します。
その前にまず、藤川先生の療法(藤川理論)で息子はどうなったのかお話します。

藤川先生の療法(藤川理論)で息子の状態はどうなったのか?

結論から申し上げますと、藤川先生の療法(藤川医院にも通院)で4か月経過した今、息子は学校に行けるようになりました。うつ症状もだいぶ良くなり、前向きな発言が多くなっています。来年は高校3年生なので、遅れた分、勉強を頑張ると毎日机に向かっています。
本当に4か月前では考えられませんでした。4か月前は、体がだるくて朝が起きられない、悪夢を見た、呼吸が苦しいと毎日言っておりました。そして、部屋から出てくることができず、夕方まで寝ている状態でした。
最初の1か月はあまり変化がありませんでしたが、2か月目から朝普通に起きれる日がしばしばありました。学校には行くことが難しいようでしたが、外に出たいといい自分で散歩に行くようなりました。そして、3か月目から学校に行くと自ら言い出し、毎日ではないですが少しづつ行くことができるようになりました。先生には本当に感謝しています。

1 藤川理論とは?(リマインド)

藤川先生は、「医師や薬に頼らない!すべての不調は自分で治せる」と「うつ消しごはん」という著書を通じて、「質的栄養失調」が日本人に多く、これが精神疾患の大きな原因であると指摘しています。この状態は、糖質過剰とタンパク質、鉄、ビタミン、ミネラル不足が特徴です。


◎前回のまとめ(タンパク質不足の解消法について)

藤川先生は、この栄養失調を改善するためにタンパク質不足の解消を強調しており、体重1kgあたり1.5~2gのタンパク質を摂取することを推奨しています。特に、ホエイプロテインを使用し、1日に20g×2回(朝、晩)に分けて摂取することを勧めています。

息子が最初は一般的なプロテインでお腹を壊していたものの、WPIタイプのホエイプロテインに変えたところ、飲むことができるようになりました。WPIは、特に乳糖不耐症の人や低炭水化物ダイエットをしている人に適している高品質のタンパク質です。

◎どうしてもプロテインが飲めない場合どうすればいいの?

先生は、卵を一日5個食べることを推奨されています。我が家の場合、次男や三男はプロテインの味がおいしくないから飲みたくないと中々飲んでくれません。
そのため、我が家では、朝に目玉焼きを二つ、昼のお弁当に卵焼き、夜にも卵サラダを食べてもらうよう工夫しています。

2 鉄不足の解消方法について

先生は、分子栄養学を学ばれる中で、特に女性のうつ病やパニック障害とみられる症状の多くは、「鉄不足」によるものだと臨床的に確かめたそうです。そして、鉄を投与すると、みるみる治っていったことから、先生は本を書くなど情報発信を始めたそうです。

先生の医院ではうつ・パニック障害等の精神疾患を訴える方の多くは、フェリチン値が著しく低いとのこと。
なお、フェリチン値とは、体内に貯蔵されている鉄の量を表す指標です。一般的に貧血の指標は、ヘモグロビン値ですが、これが正常であってもフェリチン値が低い場合も多いです。

また、女性は、そもそも月経があるため、毎月血液と一緒に鉄分を排出していることになり、慢性的に深刻な鉄不足に陥ってるそうです。鉄が不足するとうつ病と同じような症状(だるい、おもい、イライラする、頭痛がする、朝起きられない、冷え性など)がでます。

私自身も、いつも体がだるい、イライラ、頭痛持ちかつ冷え性でほとんど当てはまるのでフェリチン値はかなり低いだろうと思います。
先生によると50以下は貧血の有無に関係なく鉄不足として治療対象とするそうです。なお、息子のフェリチン値は、20で重度の鉄不足として診断されました。
では次に鉄不足の解消方法について、説明します。

◎藤川理論による鉄不足の解消法

先生の医院では、鉄剤が処方されます。鉄剤は、吸収力の高いキレート鉄が処方されました。市販されているヘム鉄のサプリは吸収力が低く効果が薄いそうです。
そのため、鉄剤はキレート鉄を摂る!!
以下は先生がお勧めされるキレート鉄のサプリです。これを一日3錠(カプセルタイプ)飲みます。(約100mg)
なお、Amazonでも購入できますが、iherbというサイトでも購入できます。

鉄のサプリ(カプセルタイプ)が飲みにくい場合

息子の場合、昔から嚥下機能が低く、錠剤が飲みにくいようで、この錠剤が難しいと先生にお伝えすると以下のチュアブル錠を処方してくれました。チュアブルとは、口の中で噛み砕いて服用する錠剤のことです。長男もこれであれば飲めました。(これも一日3錠)ただ、少し高いのが難点です。

今回も、藤川理論のご紹介をさせていただきました。次回もこの続きを書かせていただきます。また読んでくれたらうれしいです!!



いいなと思ったら応援しよう!