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ビジネスブログの土台はどうつくる?

今回は、ビジネスブログについて。

集客に活用したいとは思っているがどうすればよいかわからない、いざ始めてみたけど成果が出ない、と相談を受けることが多いビジネスブログ。
ブログ作成サポートで多くの実績を持つライターもみじが、デザイナーさとみとビジネスブログについて語ります。


言語化可視化ラボは、デザイナー岩崎さとみとライター本田もみじの「ブランディングとマーケティングの研究所」。クリエイターメンバーと一緒に、日々ブランディングとマーケティングの研究を行っています。

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ビジネスブログの第一歩は土台づくり

もみじ:
最近、ブログのご相談を多くいただくようになってきました。
さとみさんは、ビジネスブログはどうしていますか?

さとみ:
年50本、月4本くらいのペースでという目標を立てたのですが、今27本くらいで止まっているので「こりゃだめだ」と思ってて…。

もみじ:
「ブログは成功するまで300本必要」などともいわれますよね。ブロガーさんが「1年間死ぬ気で書け!」というのは、きっと「1年間死ぬ気で書いたら300本たまるよ」っていう意味ではないでしょうか。ラッキーな方だと50本くらいからちょっと芽が出始めますが、とにかく、それくらい書かないと役に立つブログとして世に認知されにくいんですよ。

さとみ:
SNSでもそうですよね。YouTubeでもInstagramでも「フォロワー1,000人」がひとつの目安といわれます。そこを目指すには投稿をコンスタントに行う必要があるので、毎日やっても半年、2日~3日に1回投稿なら1年はかかるイメージです。

無料で集客をしようとすると、ブログ、Facebook、Instagram、YouTubeのどれを選んでも、そのくらいの量は必要なんだよっていうことなんだと思います。

もみじ:
そう、はじめは質より量なんですよね。

さとみ:
マーケティングを習っていると、「途中でやめるな、全部無駄になる」と教わります。投稿が一定数を超えたら「自分には向いてない」「お客はここにいない」という判断をしてもいいけれど、一定数を超えるまでに止めて別の方法に変えてしまうと、全部無駄=ゼロになるよと。「ああ、痛いな〜!」ってなりました。

もみじ:
そうなんですよね。
冷静に考えればわかることなんですが、「ブログ」という無料の方法で集客するんだから努力はいりますよね。Webマーケは魔法じゃないです。
大工さんに「3,000万で家を建ててください」といえば絶対できるものを、3,000万円を使わない代わりに自分で全部作り上げるわけだから覚悟が必要です。

 さとみ:
それが嫌だったら、広告費使おうよって話ですからね。

もみじ:
そうそう。
自分でできないなら、プロフェッショナルに頼むのがベストです。
お金を使うか、体力を使うか、時間を使うかの三択。

さとみ:
それしかない!

もみじ:
私も自分自身でいろいろ回した経験がありますが、プロフェッショナルの方たちは経験則があるので、最速で一定のところまでいくための最低限の行動は知っています。成功するかはさておき、とにかく手を動かすことが必要だと身をもって理解しているというか。

あと、ブログのサポートをしていて感じるのは「やってはいけないこと」を頑張っている方が多いことです。「これをやりましょう」ではなく「これをやめてください」をお伝えするケースもあります。土台ができていない状態で積み上げても、結局うまくいかないのでもったいないですね。

マイナス行動を止めて、0にするだけでも結構いいスタート地点には立てます。自力組の方たちの多くがマイナスで足踏みされているので、0にした段階で勝算は増えます。

苦手なことほど他人の力を借りる

さとみ:
でも、いざブログを書こうと思うと進まないんです。

もみじ:
「ブログ書けないんです」という方は、文章が苦手なのかというと違うんですね。文章は書けるが構成がつくれない、そもそも何を書いていいかわからないという声が多いです。

さとみ:
そうなんです!
「こんなこと書いたら良いかも」ってふと思いつき、メモを残していたとしても、いざ書くときに「これってそんなに面白いネタなのかな?」ってなる。自分の書きたいことに興味を持ってもらえるかもわからなくなってきます。

「まずサービスのこの部分についてこれを書いたら?」ってもみじさんから小見出しを提案してもらったとき、すごく楽でした(笑)

もみじ: 
それだけでよかったら、こっちもすごく楽(笑)

さとみ:
それに、書いた記事の推敲をどこまですればよいのかわからなくなるんです。だって、正解があるようでないじゃないですか。

もみじ:
仕上げだけならやりますよ(笑)
こちらも「書いてください」って言われるより何倍も楽です。

テーマ出しや仕上げに迷う人が多いから私のようなブログサポートが成り立つんですよね。私が、いただいた材料を元に構成案をお渡しして、文章はご自身で書いていただく。それを私がアドバイスをして仕上げるという流れです。いわば、私はニーズを聞いてレシピを作るだけ。各自が料理を作ってくれたら、最後に盛り付けを手伝うイメージです。

 さとみ:
確かにそれは助かります。

もみじ:
ビジネスでは、全部を自分ひとりでやらないといけない、と気負いすぎる必要はなく、誰かのサポートを受けることも重要です。ブログであればテーマ出しのために、誰かに壁打ちの相手をしてもらうのもいいですね。

さとみ:
そうですね。苦手なことほど人の力を借りるといいと思っています。

少し前にペライチのワークショップをやったのですが、「こうスタートします」「ここをクリックするとこの色が使えます」と一通りレクチャーすると、あとは皆さん自身が「やりたい!」と自走してくださいました。
「苦手だな」とか「ちょっと腰が重いな」ということこそ誰かの手を借りて、強制的に時間を作って楽しく学べる方法を選んでいただきたいですね。

私はブログが課題だったので「こんなところにいい講師=もみじさんがいるじゃん」って(笑)

ブログをビジネスにつなげるためには

もみじ:
クリエイターさんやオーナーさんのブログニーズは依然高いのですが、単にブログを書くだけではビジネスにはつながらないんですよ。読まれなきゃ意味がないですし。

さとみ:
そうそう。書いて「わーい」ではダメですから…。
「何のために書いてるの?」という目的意識が重要です。

もみじ:
自己満足の日記とは違うんですよね。

さとみ:
自分の日記という位置づけなら、自己表現として縛られることなく自由に書いたらいいと思うんです。

でも「お仕事につなげたいな」ってチラッとでも考えているなら、読者ありきで書く必要があります。私は、私のビジネスについてと、どういう考え方で取り組んでいるかについて、理解を深めてもらえるブログを書きたいと考えています。

もみじ:
いいですね!
これからブログを書く方は、目的を決めて取り組んでみてください。
基本ができていれば、投稿ペースは月2本で十分です。ただし、月2本で効果を出すには多少のテクニックが必要で、「これだけはやってね」という項目はあるので、できればプロのアドバイスを受けてください。

適切なカテゴリ分けとタグのつけ方とか、シェアされやすい方法とか、Wordpressなり、ブログの基礎設定とブログのSEOを結びつけるキーワードの選び方とか…最低限の記事数で成果を出すためのテクニックはたくさんあるんですよ。

さとみ:
中級って感じです…。

もみじ:
それでもやっぱり30~50記事はほしいですね。
魅力的な商品をきれいに並べてお客さんを呼ばないと、何も買ってくれないですからね。

さとみ:
スッカスカのお店じゃね(笑)

もみじ:
とはいえ、まずは、始めてみましょう!
根気よく1本1本を積み重ね、芽が出るブログを育てていくことをおすすめします。


このnoteは、Facebook非公開グループ「言語化×可視化ラボコミュ」のライブ配信からクリエイターさん向けの内容をピックアップして記事化したものです。


【この記事を書いた人】
言語化×可視化ラボ コンテンツ開発チーム しまこ

2021年、会社員の傍ら複業ライターとして活動開始。
“自分のことばで誰にでもわかりやすく”をモットーに、ペット・インテリア・エンタメジャンルで執筆中。最近WEBデザインの勉強をはじめました。無類の猫好き。
https://twitter.com/simarisucco

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