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ジャニー喜多川「性加害」取材録(3)「舐めさせられた」証言と、先輩タレントも口止め料!

 ジャニーズ事務所の創業者、ジャニー喜多川氏による所属タレントたちへの「性加害」を、被害者が続々と告白している。その一部からは「被害人数は2千人以上いるのでは」との見方も出ており、日本史上でも類を見ないほどの大量性犯罪事件にもなりうる話だ。しかし、テレビ局のトップが横並びで「今後の推移を見守りたい」などと苦しい見解を出している背景には、過去2つの記事で、メディアに号令をかけて黙らせる音頭をとる「人物」がテレビ局の中にいることを書いた。
 
 ジャニーズタレントのゴシップについて、ハッキリ「無視してください」と指示を出していた証拠メールまでもがあるのだが、厄介なのはジャニーズタレントが稼ぐ視聴率や販売部数、アクセス数などがマスコミにとって「収益」であるからで、メディアがそれを守る図式になっている。筆者が記事を出そうにも、編集サイドから「商業メディアである以上、こればかりは掲載は難しいです」と言われてしまった。ただ、20年以上の記者生活で目耳にしてきた「ジャニーズ問題」はまだまだ表になっていないことがあり、ジャニー喜多川氏だけでなく、先輩格のタレントの中にも後輩をベッドに連れ込んだ者がいたという話も聞けた。メディアが知りながら隠してきたことをさらに明かす。
 
 

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