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#12 コロナ禍だからこそ必要な飲食店のPEST分析@飲食マーケティング

ここでは私が飲食店を経営していく上で実践している、売上・利益の鍵となるマーケティング情報を発信していきます。最後に有料エリアでは記事内容をまとめた資料がありますので、ご興味のある方はぜひ自店にご活用頂ければ幸いです。

PEST分析とは?

PEST分析とは、自店を取り巻くマクロの環境要因に注目し、事業の戦略立案などに活かすためのフレームワークのことを言います。「PEST」は、Politics(政治的な要因)、Economy(経済的な要因)、Society(社会的な要因)、Technology(技術的な要因)の頭文字を合成したもので、これらを分析することで、ビジネスのニーズや市場の変化、自店に対する影響などを見出します。

ズバリ「機会と課題」「チャンスとリスク」を見出すツールです。

このPEST分析は今の飲食店にとってとても重要なのは言うまでもありません。コロナ禍の現在、社会は様変わりし、飲食人の働き方も変わりました。その変わった先にどういったチャンス・リスクがあるかを見出すのがPEST分析です。我々飲食人は今まさにコロナとどう付き合い、どう戦っていくのかを問われています。誰しもがPEST分析に近いことを考え、次の一手を模索しています。そこに対して意識的になれることで戦略は具体化します。

図1

上記は、去年コロナの対応に向き合う際に実施したPEST分析です。
その時に出した中長期的な答えのキーワードは「個食化」「持ち運べること」「すぐにできること」の3つでした。
いろんなところから情報を入れて、整理し、仮説を立てる。
ある意味では「単品管理」とロジックは同じです。
また、以前ご紹介した「3C分析」や「STP戦略」などとも連携して考えるとさらに考えが深まります。

コツ・留意点

「自店に重要な要素」「要素間のつながり」に注意して考える。短期的なターゲティングには向かないため、中長期の戦略を考える上での参考にする。

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