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恐骨ロマン

この間まで立冬超えても暖冬ぎみで冬らしくない
などと謳っていたが、

ついに寒いと認める。

冬。

午前10時半過ぎ、遅く起き、
朝食のタイミングを逃し、食事は朝昼兼用と決めた。
起き抜けに、わりと能動的な自分がいたので
そこからの行動は早かった。

先日、化石発掘の番組をちら見して
長いこと化石見てないなと、頭の片隅にあった。
しょっちゅう見るものでもないが、
ちょうど化石祭り的なのが博物館で催されていた。

昼食にと、少し遠くまで足を伸ばし気になっていたラーメンを食べた。
小雨も降りだし、木枯らし吹きすさむ中たどり着き
食べたラーメンは趣があり、出汁は染みた。

雨も上がり、日も少し出てきた頃、
化石祭りに到着。


一眼レフ片手に写真撮りながら骨を見るのは中々何かが折れた。

浪漫だ。






月並みだが、こんな巨大生物が地球を闊歩していた世界、
絶滅したという事実とそれからも変容し続けた生物。

その後、反映した人類によって発掘、研究され続け、
遅く起きた日の正午過ぎ、自分の目の前にいる。


恐竜はなにを見て、人類はなにを見ていくのだろう。

骨だけなのだが、なんとも形容しがたい感情になった。


もし仮に恐竜が生きていたら、
人間は恐竜をも食料にするだろうか?
食われる事が多い気がしないでもないが、
ジビエ的な。

否、それよりもっとメジャーなスタイルで
焼肉で希少部位とか言って、
トサカ元とか
ダイナねぎ塩タン。


ラーメンが存在するかもしれない。


恐骨しょうゆラーメン、背脂チャッチャ。

しょうゆがあるなら味噌もある。
うちは恐骨100%だよ。
二郎系もとんでもない姿になっている事だろう。


人間の食への探求は食料危機などとは違うベクトルだ。

浅ましいのか、
人間とは得てしてそんなものかもしれない。


人間の底しれぬ強さを感じてきた。

勝手ながらにロマンだな。

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#冬 #寒い #ラーメン #食  

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