ファインダー越しに見る小さな君
カメラを向けると顔を背けるか、顔を強張らせる癖がある君。
気付けばそんな日が始まってから十年が経とうとしているね。
色々な表情を見てきたけれど、やっと君も僕に心を開いてくれたような気がするんだ。
時間が人を変えていくとは言うけれど、僕達の関係はどう変わっていったのかな。
思い返しても平和で、特に大きな事件もなかったね。
こうして文字にしてみても君に伝わるかはわからないけれど、改めて文字にしてみたかったんだ。
きっと君はあまり感情を顔に出したりはしない " タイプ " だから。
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1,199字
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