歩調を合わせる

ちょっと上から目線かもしれないけれど、僕はこの3ヶ月間で、ゆっくりした人に歩調を合わせることを覚えました。
というのも、この期間で僕はグループの認知行動療法のプログラムに通っており、グループでやるのが趣旨なので理解度を合わせる必要があったためです。

ややもすると僕は、プログラムの初めの目標を
「意義ある時間に自分からしていく」
と設定していて、まるで仕事に取り組んでいた頃のようなせっかちさ・詰めた目標にしてしまっていました。

ところがメンタルでは急ぐこと・焦ることは本質ではありません。
プログラムで学んだことや成果をどう活かして展開するかなんてのは、考えない方がむしろ良い(療法そのものに専念すべき)のです。

それに気付いて、グループのメンバーより自分の理解が早いと思ったら、メンバーを自然とサポートするような発言を心がけました。
プログラムの座学でも実践でも、メンバーの理解度を推測してみたり、メンバーの話した内容を整理・深掘りしたり、別の目線からの質問をしてみたりといったことです。
特に人の理解度を推測することは、自分のASD的特性にとっても非常に良い訓練になった気がしています。

頭が人一倍回るから先を急ぐ、のではなく、それを周りに分配するような役割は、僕だから出来ることの一つかもしれないという良い気付きがありました。

頂いたサポートは、僕のプロテイン代となり、文字通り血となり肉となります。 そうやってエネルギーを充足させられれば、きっとよりよい連載が続けられる気がします。