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笑顔の科学

すっかりおなじみになったオンラインでの会議、打ち合わせ、面接。
往復の移動の時間もかけず、世界中どこでも人と話せるということは、本当に便利になったものです。
これで、本当に出社しないといけない人だけが電車に乗れるようになれば、地獄のような通勤ラッシュも減る世の中になるかな、と希望を持っていたけれど、実際にはかなりの企業でリモートワークから通常勤務に戻ってしまっている現実があります。

コミュニケーションが取れないとか、多くは会社の上層部のおじさんたちの意向で決まってしまうようで、とても残念。コミュニケーションは目の前にいればできるものではないこと、「取れてる気分」になっていられるだけのこと。それに気づきたくない人の言い訳でしかないと思うのです。

要はやり方次第ではありますが、実際には、突然のコロナパンデミックで緊急事態発令となり、世の中が一気にリモート化したわけですから、何の準備もできてなかったことも事実でしょう。

私がサラリーマンだった時には、毎月の部内定例会議をオンラインで実施していました。数十名の人が画面でつながるわけですが、誰ひとり画面をonにしません。上司が話してるときも、自分が発言するときも。それを注意する人もいない、ルールもない・・・・ なんだこれ?と思って、私はonにして、周りにも声掛けしましたが、誰ひとりしら~んぷり。
結局、私もoffにしました(人のこと言えませんね💦)

でもこんな会議では何の意見も出ない。一方的に現状報告をするだけで終わる、最も最悪な会議が当たり前に繰り返されていました。

こんな会社、他にもあるのでは?
だから対面にこだわるようになってるのだとしたら、本来目を向けるべき、リモート業務の仕方、コミュニケーションの仕方の問題がそもそもあることに気づく必要があります。

さて、本題です。人に与える笑顔の効果、脳科学的にも実証されている 本当に素晴らしい心理的な影響があるのです。
人は笑顔を向けられるだけで、相手に対して信頼感を感じます。
また笑顔は人に伝染してくようで、周囲の雰囲気がポジティブになっていきます。
特に笑う必要がなくても、口角をあげて笑顔を作るだけでも、幸せホルモンが増幅すると言われています。
他にも笑顔や笑いには、NK細胞という免疫細胞を活性化させるため、ガンなどの病気予防にも効果があると言われて久しいです。

これだけの効果を生む笑顔、オンラインでコミュニケーションツールが乏しいところでは、大いに発揮したほうがいいに違いありません。

実際に、オンラインでの会議や面接などで、不安な気持ちで画面を立ち上げたときのその瞬間、笑顔の相手が見えたとき、ほっとした人もいるのでは?

笑顔の力は、一番お金もかからない最高のコミュニケーションツールです。
そして人間だけに備わった笑顔を ぜひ活用して、組織の心理的安全性を保持して生産性向上を測るのはいかがでしょうか。

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