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攻め込まれたらまずは肯定しよう!自己のポジティブAPI化の習慣

こんにちは、工藤@ゆめみ取締役です。
今日は、ビジネスパーソンに限らず対人関係でもすぐに実践できるTIPSを書きます。

皆さんは、不意に想定外の要求をされた時や、不快に思える事を言われた時、どのような反応をしますか?

思考をせずに反射的に、まずネガティブな言葉が口に出ることがありませんか?脳は、想定外の情報がインプットされた時、一瞬思考が滞り対応に遅れ、思考が始まる前に反論や戦闘態勢に入る事があるようです。

■例:こんな応対を咄嗟にしていませんか?
・「いや、ちょっとそれは・・・」
・「でも、しかし・・・」
・または「無言(イラッとする、怒りが湧いてくる)」

このような応対は、特にビジネスの局面では適切な対応ができなくなってしまいますよね。その結果、相手も自分も不幸になってしまうため、工夫をしていく必要があります。

これを改善する方法があります。

反射的に出てしまう 「否定・反撃」 を、「ポジティブな言葉」に変換して打ち返す。これだけです。これをトレーニングすると、コミュニケーションが格段に円滑になります。

多少どんな事を言われても、まずはポジティブ、肯定な言動をするのです。
即座に、反射的に肯定的な反応をできるようになる。

これを「自己のポジティブAPI化」と名付ける事にします。何だその名前。

【効能1】交渉スキルの向上

少し場面を限定して例を挙げます。

【例】
■上司やクライアントから、無茶難題を要求されたとき
 ✕ 「いや、ちょっとそれは難しいんじゃ・・」
 ◯「OK了解です、検討に善処してみましょう」

■相手から不快な言動・振る舞いをされたとき
 ✕「は?何その言い方?取り消して謝れ」
 ◯「なるほど、そう見えるかもしれないですね。」
  (一呼吸おく、冷静になるまで待つ)

などが例です。
まずは、肯定の言葉で受け入れる。という言動を敢えてするのです。しかも、反射的に。まさに「自己のポジティブAPI化」です。よね?

第一の応対をポジティブにする事で、まずは思考開始する余裕を持つことができます。かつ、ポジティブな応対をされた相手は「受け入れられた充足感」を感じるので、その後のコミュニケーションを冷静に、対等に進める事が期待できます。

ちなみにこの技術は、 サミュエル・L・ジャクソン主演の映画『交渉人 The Negotiator (1998)』 でのワンシーンから学びました。おすすめです。

【効能2】メンタル保護

次に、 ポジティブな言葉を使う という行為自体が、思考をポジティブに変化させるためのきっかけになります。自己暗示(アファメーション)とも言います。

反射的には否定したけど、よくよく考えたら正論・賛同できる意見だったりする事もあるので、まずポジティブな言葉で返し、その後に思考する、というステップにすることで、結果もポジティブなものになるかもしれません。

また、思考が止まったまま勢いにまかせて否定的に・攻撃的に振る舞った場合、冷静になってから後悔して自己嫌悪に陥ったり、頭では分かっているけどすでに刀を抜いてしまったので何らか報われないと納められないといった心理状態になることもあると思います。
まずポジティブに返す事で、これを防げるようになるので、自分自身のメンタル保護にも役に立ちます。

【さいごに】

習得するのはとても難しいスキルで、無意識状態でこの返答をできるようになるのは相当実践が必要だと思っています。ぼくも意識してても再現できないことも多々ありますが、簡単に意識・実践できるテクニックなので、仲間やパートナーと一緒に、「ポジティブAPI化!」にチャレンジするといいかもしれませんね。

サポートありがとうございます。 インプットと実践を通して、自分なりの知見や仮説を書いていきます。皆さんの何かきっかけになれば嬉しいです。