相対的強者が相対的弱者を叩く浅ましさ
例えば会話にしばしば「高卒」という単語が出る人は、学のない大卒の人が多い。
なぜなら、トップ層は「大学卒業かどうか」なんて低い次元のポイントになんて目が行かないからだ。
トップ層からしてみれば高卒もその辺の大卒も大差はない。
例えば会話にしばしば「生活保護」という単語が出る人は、ワーキングプアの人が多い。
生活保護受給者は税金を納めていなくてズルいというが、ワーキングプアで納税額が低い人も生活保護受給者も大差がない。
生活保護がズルいなら、ワーキングプアも同じくらいズルいのだ。
このように、他人を叩く趣味がある人は、自分の視野に入っているレベルの下層を攻撃する人が多く、俯瞰できるレベルにいる第三者から見ると攻撃する側もされる側も大差がないことが多い。
会社の中でもそうだ。
筆者が前にいた会社では飲み会でも、あの人が「できる」とか「できない」とかの話を延々としている人がやたらいっぱいいたが、所詮は「そこそこ」の大学を出たくらいのレベルの人たちが、「そこそこ」の資格を取って集合しているだけなのに、よくもまあこれだけ上からモノを言えるなと思って黙って聞いていた。
こういうのは、更に上層の人からしてみれば攻撃している側もされている側も「十把一絡げ」に認識しており、当事者にとってしか意味のない無駄な小競り合いをしているに過ぎないという事実を認識すべきだ。
簡単にいうと、「目糞鼻糞を笑う」ということだ。
学生からすると「何の話だよ!」って感じかもしれないので、もっとわかりやすい事例を出そう。
例えば筆者が大学生の頃に飲みの席で女の子が短大の序列で小競り合いをしているのを見た。当事者に取っては差があるのかもしれないが、一般的に見れば偏差値が40だろうが50だろうが、そこに誤差はあっても意味のある差なんてない。
パッと聞いて、「全く意味のない、クソどうでも良い話」だと思ったことだろう。
このように、自分が批判する対象になる相手は「自分の視界に入っている相手」であるので、第三者からみれば自分もその相手も同じようなレベルであり、目糞鼻糞だ。
その小競り合いはとても見苦しいし、意味もない。
そもそも、自分より下層を引っ張り出してこなければ自分の存在を肯定できないなら、それは精神的な疾患なので、治療する努力をした方が良い。
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