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若者・社会人・市民として、ジェンダー平等を目指し進み始めた私の話

ジェンカレゼミ生インタビュー7人目は、ひきもっちゃんです。

ジェンカレとは

ジェンカレとは、各分野のトップランナーの講義やワークを通じてジェンダーについて包括的に学び、受講生がジェンダー平等な未来を拓くことを目指す次世代のサードプレイスです。

2022年から開校され、13回にわたる講義やワーク、ジェンダー平等社会実現に向けたMAP(My Action Plan)の作成など、一方通行な講演・イベントではない独自のカリキュラムでスタートしました。その中で、昨年は約30名のゼミ生が第1期生として卒業し、現在もそれぞれが各々の分野で活動を続けています。

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ひきもっちゃんのプロフィール

名前:引本彩華
年齢:27才
出身:神奈川県横須賀市
興味関心のあるジェンダー課題:企業のジェンダー主流化、地域特有のジェンダーバイアス

Q1. ジェンカレゼミ生になろうと思った経緯を教えてください。

企業や地域のジェンダー不平等が自分の困りごとにつながっていることに気付いたタイミングがたまたまあり、それらの原因と解決方法を知りたい・考えたいと思ったからです。ジェンダーやDE&Iに関する書籍を読んだり、単発のイベントに参加したことはありましたが、ジェンダーについて包括的に学ぶ機会は他にありませんでした

また、参加するなら同じ課題意識を持った人たちと議論したり、助け合える関係をつくることで、この先いろんなことができるようになりたいと思っていました。社会課題に関するプログラムに集う人は個性豊かで面白い人が多いと感じるので、せっかくなら多様な価値観を持った人と議論がしたいし、一緒に活動ができるような人と繋がれたらいいなと思い、聴講生ではなくゼミ生としての参加を希望しました。

Q2. ジェンカレゼミ生になって良かったと思ったことを教えてください。

ジェンダーを含む社会課題と社会構造のつながりに気付くことができたことです。今までは、自分が直面した困りごとに対して、自責で片づけてしまうことが多かったです。例えばハラスメントにあったときに、「自分に至らない点があったから」「自分がまだまだ力不足だから」というように、自分だけに原因があると考え、自身を改善させることに目を向けがちでした。

しかし、ジェンカレを受けてからは、一つの問題の要因は社会構造の中で複合的に絡んでいることを知りました。一見個人の問題のように思えることの多くが、その背景や要因を分析していくと、社会とのつながりがあることに気づきました。それを変えていくために、どの要因に対して、いつどのように行動するかという戦略を立て、実行することが大切であると学びました。
社会を構成する一員として生きていく上で、とても大切な学びを得られたことに感謝しています!

Q3. 学びになった、興味深かった講義があったら教えてください。

選ぶのが難しいほどそれぞれの講義に学びがありましたが、特に山口一男先生の講義が印象に残っています。雇用・日本全般におけるジェンダー不平等の現状と要因を政治・経済・教育・地域の面からマクロ・ミクロ双方の視点で捉え直すことができました。そして、今後社会・個人が取り組むべきことのヒントをたくさんいただきました。それが現在の仕事である企業や地方自治体に対するコンサルティングや、日常生活の行動に活きていると感じますし、活かさなきゃ!という気持ちです。

また、山口先生の講義後のゼミ生への宿題は「自分が解決したいジェンダー課題を英文で説明しなさい」というもので、自分が考えた英文を山口先生に読んでいただく機会を得ました。その際に、「直接的な表現が攻撃的だと捉えられる場合もあるから、どのような言葉を選べばより多くの人に理解してもらえるかを考えてみて」というフィードバックをいただきました。それは英語だけでなく日本語でも同じだと、はっとさせられました。

大崎麻子先生の講義の中でエールとしていただいた「自分の主張を、どういうロジックで、背景には何があるのか、説明できる人になること」という言葉と共に、いつも心にとどめています!社会の第一線で活躍されている講師のみなさんの「ジェンダー平等実現に向かって生きる姿勢」から学ぶことが多く、また、直接エールをいただけたことは本当に励みになりました。

Q4. ジェンカレで作成したMAP(My Action Plan)について教えてください。

企業において、すべての人の選択・多様性が尊重され、自分らしく働ける企業を増やし、経済分野でのジェンダーギャップを解消するために、社会と企業のあるべき姿を提言するユースと企業をつなぐプラットフォームをつくり、エンゲージメントの機会を創出する」というMAPをつくりました。

MAP発表のスライドの一部

今はそのMAPを少し整えて、ジェンダーを含むサステナビリティ視点を持ったユースと、ユースみんなの想いをサポートする輪を拡げていき、ジェンダー主流化・サステナビリティ主流化な企業を増やしていくための、新しい事業づくりを検討しています。

Q5. ジェンカレ終了後から現在までに取り組まれていること、取り組みたいと思っていることがあれば教えてください。

ジェンカレ終了後から今までに取り組んだことが思ったよりも沢山有った
で、箇条書きでまとめてみました!

  • 「#若者の声のその後 ―5次計の現在地―」に参加して、第五次男女共同参画計画と進捗に対して各省庁に対し要望を伝えたこと

  • ジェンカレ生が開いた「『緊急避妊薬のスイッチOTC化にに係る検討会議での議論』へのパブリックコメントを書く会」に参加し、パブリックコメントを書いたこと

  • ジェンカレ生に企業とユースの対話の会に参加してもらう機会をつくったこと

  • ジョイセフのホワイトリボンランに参加したこと

  • フェムテックの展示会に参加し、新聞社の方に取材していただいたこと

  • 男女共同参画センターを訪れたこと

  • プライドハウス東京を訪れたこと

  • 統一地方選挙の際、初めて選挙ボランティアに参加したこと

  • 市川房江記念館に行き、ジェンダー平等を推し進めてきた先達の皆さんと交流させていただいたこと

  • こども未来戦略会議に随行させていただいたこと

上記の取り組みはジェンカレ生や発起人の櫻井彩乃さん、メンターのみなさんにお誘いいただいたものばかりです。ほぼ毎日のようにジェンカレのみなさんが情報共有とお誘いをしてくださるので、元々軽かったフットワークがもっと軽くなりました!笑

多様なフィールドからチャンスを共有していただけることに感謝しています。

「#若者の声のその後 ―5次計の現在地―」の様子
ジョイセフのホワイトリボンランの様子

私は今後お仕事として、ジェンダーを含むサステナビリティ視点を持ったユースを起点とし、それをサポートする輪を拡げていき、ジェンダー主流化・サステナビリティ主流化な企業を増やしていく、新しい事業づくりを進めていきます。企業・地方自治体へのDE&I推進のご支援も積極的に進めていくべく、日々勉強を重ねています。

また、引き続きジェンカレ一期生として、イベントへの出展や登壇を通じて、ジェンダー視点を持つ若者の意見を社会に届けるために活動していきます。自分が若者として表に出るだけでなく、より若いみなさんが活躍できる場やチャンスを作ることで、サポートをしていきたいと考えています。

若者と大人、相互の理解を促し、協力関係を築くためのつなぎ役になっていきたいです!


選挙ボランティアの様子

Q6. あなたが考えるジェンカレの魅力を教えてください。

ジェンダー平等を実現するという共通の目的を持った仲間とのつながりが、ジェンカレの魅力です。ジェンダー平等を実現する道のりは長く、難しいと感じることもあります。しかし、悲観的になるのではなく、「みんなで考えてやってみようよ!」「少しでも一緒に進んでみようよ!」と前向きに協力し合えるジェンカレの仲間ができたことは、私にとっての宝物です!

実際に企業と若者の座談会の企画でジェンカレ生に参加を呼びかけた際、「ぜひ!」と快諾してくれて、ジェンダーに関する本質を突く意見を企業に伝えていただきました。もし私がジェンカレに参加していなかったら、座談会の企画はできても意見を伝える仲間を見つけるのに苦戦したでしょう。また、私一人が意見を伝えるのと、多様な視点を持った若者が一同に集まって意見を伝えるのでは、企業も受け取るものが全く異なります。「個人では達成できないことも、皆でなら可能性が広がる」ということを体感しました。

また、ジェンカレ生やメンター、事務局のみなさんは、年齢も所属も多様で、リスペクトのあるあたたかなコミュニティだなと感じます。それぞれが課題だと思うことに対してアクションしている様子を見て、自分の関心と行動の範囲が広がりました。これからも様々な場所に行って学び、行動していきたいです。

これからジェンカレの輪が拡がっていき、さらに多くのみなさんと一緒にジェンダー平等な社会に向かって行動できることがとっても楽しみです!


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