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もう一人じゃない、と思えるようになった私の話

ジェンカレゼミ生インタビュー4人目は、Annaさんです。

ジェンカレとは

ジェンカレとは、各分野のトップランナーの講義やワークを通じてジェンダーについて包括的に学び、受講生がジェンダー平等な未来を拓くことを目指す次世代のサードプレイスです。

2022年から開校され、13回にわたる講義やワーク、ジェンダー平等社会実現に向けたMAP(My Action Plan)の作成など、一方通行な講演・イベントではない独自のカリキュラムでスタートしました。その中で、昨年は約30名のゼミ生が第1期生として卒業し、現在もそれぞれが各々の分野で活動を続けています。

Annaさんのプロフィール

名前:Anna
年齢:22
活動フィールド:岡山を中心に
興味関心のあるジェンダー課題:災害とジェンダー、日常の小さな一歩・交渉によってありたい未来をひらくことに関心があります

Q1. ジェンカレゼミ生になろうと思った経緯を教えてください。

「私はひとりじゃない」と確信したい
信じる方向に歩んでいけるような自分になりたい

そんなふうに感じていたことから、ジェンカレゼミ生になろうと思いました。

自分がジェンダー平等のために一歩踏み出さない理由を、周囲に関心を共有できる仲間がいないことに求めてしまっている気がしていました。でも本当はジェンダーに関心をもつ人たちはこの世界にたくさんいるはずだし、周囲に仲間がいない現状への不満をこぼし続けるぐらいなら、自ら仲間がいる場所に歩いていこうと思いました。そんなことを考えているときにジェンカレの存在を知り、これは応募するしかない!と思いました。

Q2. ジェンカレゼミ生になって良かったと思ったことを教えてください。

実際にジェンダー問題について考え続ける・アクションを起こし続ける(+自分をいたわるためにアクションをお休みしている)仲間の「顔」を浮かべることができるようになったことです。

ジェンダー問題にアンテナを張りながら暮らしていると、「私ってズレてるのかな?」「今この気持ちを言葉に出すと場がとんでもない雰囲気になるな…やめておこう…」と思うことが多々あります。大きなダメージではないにせよ、小さく小さく削られるものがあるなあーと感じますが、そんなときに「顔」を思い浮かべられる仲間がいることが心の支えになっています。

それぞれのペースで、それぞれの場所でともに歩んでくれる仲間(そして応援してくださる先輩方!)とつながることができたことが、ジェンカレでの一番の実りです。

Q3. 学びになった、興味深かった講義があったら教えてください。

山口のり子先生の「Gender based Violence」の授業が印象に残っています。

「アウェア」での「DV加害者支援」のお話をお伺いしたことで、
(ジェンダー問題=女性の問題 ではなく、)様々なポジションにある人々がともに生きていくためにはどのような仕組みづくりや交渉が必要なのだと改めて考えるきっかけを頂きました。

Q4. ジェンカレで作成したMAP(My Action Plan)について教えてください。

地域のスポーツチームとともにジェンダー平等を推進するMAPを作成しました!

大学時代の経験から、地域活動において地域の大人から若者に対してジェンダーバイアスに基づいた言動が行われていることに問題意識を持っていました。

「どうしたら大人側が問題を認識するだろう?」とメンターさんとともに考えたところ、「地域の様々な人が集まる場所を活用しよう!&この人の話なら聞きたい!とみんなが思う人と一緒に活動しよう!」と地域で大人気のスポーツチームとともに活動するというアイデアに至りました。

新たな一歩に向け、様々な方のお力をお借りしながら今は来年のアクションに向けて作戦を練っている段階です!:)

Q5. ジェンカレ終了後から現在までに取り組まれていること、取り組みたいと思っていることがあれば教えてください。

MAP関連では、「一般社団法人SDGs in Sports」さんが開講されている「女性リーダーサポートネットワークin Sports THINK TOGETHER CHANGE TOGETHER」の講義にて、MAPの共有+ジェンカレでの経験をもとに、「なぜ他でもないこの私が、この社会課題を解決したいのか?どのように課題を解決するのか?」と自分起点で課題発見~解決までのストーリーを語ることの大切さを共有させていただきました!

2023年4月の地方統一選挙では、岡山の女性議員さんの選挙ボランティアをしていました!

ジェンカレでの経験から、みんなのことを一緒に決めていく立場(せいじ)には、多様な人が居てほしいと思うようになりました。特に、政治分野におけるジェンダー平等と若者の参入障壁の高さが気になっていた課題でした。

個人演説会での司会・選挙動画で議員さんへのインタビュー・街頭演説・チラシ折り・電話かけ・あいさつ回り等、微力ながら&すでに選挙応援ベテランの先輩方からたくさん教えていただきながらお手伝いをさせて頂きながら、活動中は全力投球。

応援していた議員さんは活動実績がたくさんある方々だったので、活動後は「もし自分の世代の若者が同じ活動をするとしたらどんなことができるだろう?どんなやり方をするだろう?何が障壁になるだろう?」と考えていました。

Q6. あなたが考えるジェンカレの魅力を教えてください。

ともに歩んでくれる仲間がいること!この言葉に尽きます。


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