moto takemura

フリーランスライター。元新聞記者。雑誌媒体で医療や健康問題、時に時事問題など取材執筆。…

moto takemura

フリーランスライター。元新聞記者。雑誌媒体で医療や健康問題、時に時事問題など取材執筆。 大阪市平野区出身。新聞記者として奈良・京都、退職後ニューヨークを経て現在都内在住。

最近の記事

住民投票と今 その2 忘備録

住民投票の告示後は各在阪テレビ局で「都構想討論会」が開催される。ツイッターではよく反対派が偏向報道だと指摘するが、維新側にも言い分はあった。<自民・北野妙子市議、共産・山中智子市議VS松井一郎市長、公明党議員>で各局が激論を放送。松井市長が女性市議と議論する様は本人のキャラもあって印象は良いとは言えず、賛成票を削っているんじゃないかという思いはあった。これを今井府議に聞くとボルテージが上がった。 「松井一郎もわかってんねん。どうしたって女性議員をイジメているように見えること

    • あっち側の住民投票とか今 その1 忘備録

      市民が勝ち取った都構想住民投票の否決。それに異論はない。そもそも自分も街宣したりポスティングしたりしたんだし、そう思いたい。それとは別に昨年9月には14%差で上回ったいた「賛成」をひっくり返された側はどう思っていたのか。そんな記事は見ないのでちょっと聞いてきた。 「公明党が賛成、吉村人気。勝てるとは思ってたなあ」。そう振り返る、ある維新市議は自分たちがいかに浮ついていたかエピソードを話してくれた。 「期数で順番で決めていた市議会議長を党内で選挙で決めたいと言い出した。20

      • 都構想に反対する自民市議団

        なぜ、都構想に反対し続けるのか。8月上旬、大阪市東成区の事務所で自民党自民市議団の川嶋広稔氏にお話をうかがいました。 どない考えても市民がえらいことになる。地方自治や財政の基礎知識があれば絶対に成り立たない。大阪市を4特別区にすれば事務費や基本的な経費は増える。基本的な経費など自治体が行政サービスを滞りなく行うために、税収で足りない部分を国の交付税で補う。基本的な事務費がいくらでどれこくらい交付税で補う必要があるのかを毎年、自治体の職員は「夏休みの宿題」と言いながら1か月か

        • 都構想 投票権を求めて

          地下鉄千日前線「鶴橋駅」の階段を上って地上に出る。午前中で人影はまばらだがもわっとした”焼肉”の匂いが8月の暑苦しい空気に漂って汗ばんだ体にまとわりついてくる。アーケード下の韓国料理店や雑貨店がひしめく細い通りを抜けて、生野コリアタウンのほうへ歩いていった。日本最大の在日コリアン地域、生野区桃谷の人権団体「コリアNGOセンター」の代表理事を務める郭辰雄(カク・チヌン)さんに会うためだ。若いころは鶴橋で焼肉を食べるため、今は帰省したときに韓流アイドル好きの娘とグッズを買ったり手

        住民投票と今 その2 忘備録

          動き出している都構想

          秋の住民投票まで100日余りとなった7月20日。休暇を利用して大阪市平野区の実家に老父の様子を見に帰った。昨年6月に母が他界して一人ぐらいのせいか、知らない間によくある”ネトウヨじじい”に変わり果てていた。聞くに堪えない嫌韓、嫌中を連発する。とりあえず嫌維新なので安心しつつも、こっちの修正も必要だと思った。 午後、天満橋から『大阪市をよくする会』の事務局を訪問。アポなしにかかわらず、都構想に関する資料をくれつつしばし雑談した。話は公明党の都構想賛成への”寝返り”。市議会は現

          動き出している都構想

          秋の大阪都構想住民投票まで

          大阪市を廃止して4つの特別区をつくる住民投票が、コロナ禍の中で11月1日に行われようとしている。 すでに100日を切った。2015年に僅差ではあるが否決され、ここ数年再び住民投票が行われることになりそうだとは知っていたが、まあ否決されるだろうなどと高を括っていた。しかし、どうも今度は賛成多数で可決されそうだというニュースやツイッターの書きこみを数多く目にするようになり、慌てて大阪都構想に関するニュースや書籍を集めてむさぼるように読むようになった。これは・・・アカン・・・。と

          秋の大阪都構想住民投票まで