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【COOインタビュー】ITの仕組みで少しでも良くなる世の中を作る?!GenAi合同会社COO 菅原拓也の新規事業の創出までのストーリー

みなさん、こんにちは!
GenAi合同会社の広報担当です。

このたびCOOを務める菅原さんにインタビューさせていただきました。
菅原さんのこれまでのバックグラウンドや今のGenAiならではの課題感とやりがいについて、本音を聞いてみました。是非、最後までご覧いただけますと幸いです。

GenAi合同会社
COO 菅原 拓也(すがわら たくや)
1994年生まれ。
東京大学卒業後、2017年新卒としてフューチャー株式会社に入社。ITコンサルティング業務に従事する傍ら、技術面のスキルも磨く。その後、外資系コンサルティング会社へ転職し、コンサルタントとして更にキャリアを構築。2023年2月よりGenAi合同会社のCOOに就任。本格的にGenAiの経営やITコンサルティング事業、GenAiの新規事業である様々なひよこ事業(GenAi Studio、Aden、コーヒー事業、Rolmo)を統括。



【自己紹介】

ーーまずは、菅原さんの経歴について教えてください。

東京大学を卒業後、新卒でフューチャー株式会社に入社しました。

元々、幼少期の頃からプログラミングに興味があったので、大学生の頃に1Dayインターンシップを通じて同社に行きました。その時に”IT業界”というものを初めて身近に体感しました。しかし、プログラミングに興味はあったものの、私自身が文系出身だったのでどこかで『出来る訳がない』と思っていて・・。
でもそんな時に出会ったのが、同社で働いていたM氏でした。M氏は、私と同じ文系出身だったにも関わらず、”フルスタックエンジニア”と呼ばれるような技術者で、インターンシップの期間、すごく楽しく沢山技術のことを教えてくれたんですよ。そしてある日、M氏から『MacBookを貸してあげるから、一緒にプログラミングをしようよ!』と誘いを受けたことをきっかけに、大学3年生の頃はゼミなどもほっぽり出してほぼ毎日プログラミングに明け暮れていましたね笑 そうした日々を送る中で次第に『M氏のようになりたい!』と憧れる気持ちが強くなっていき、新卒でフューチャー社への入社を決めました。

業務内容は主に、メディア業界や小売業界のITコンサルティング業務です。私自身、技術面を強化したかったため、技術に特化した業務をさせていただいておりました。その後は、外資系コンサルティングファーム会社に転職し、コンサルタントとしてのキャリアを積んでいきました。

【起業の経緯】

ーー新卒でフューチャー(株)へご入社され、その後は外資系コンサルティングファームにご転職されていますが、どのような経緯で共同経営者としてGenAiの設立にいたったのですか?

元々、フューチャー(株)の同期だった現CEOの三浦さんに声をかけてもらったことがきっかけで、2023年2月よりGenAi合同会社に本格的にジョインしました。現在は、COOとして経営やコンサルティング業務、またひよこ事業(※1)と言われるGenAiの新規事業の立ち上げに携わっています。

※1:自社開発サービス「GenAiStudio」「Aden」「Rolmo」

ーーコンサルティング業務の傍ら、経営や新規事業といった沢山の業務に携われているのですね。では、菅原さんの現在の業務内容について教えてください。
先述した通り、現在はひよこ事業と言われるGenAiの新規事業の企画・運営を担っています。業務内容としては、社員が挙げた事業アイデアに対して、議論の発散と収束を繰り返し行い、MVP(Minimum Viable Product)の作成を行っています。プロダクトによっては、他のメンバーに託すこともありますが、現時点では私がMVPを作成することが多いです。

【こだわりの事業サービスについて】

ーーなるほど!良く理解できました。主にひよこ事業の中で、菅原さんが最も力を入れているサービスは何ですか?またそれらの目的やこだわりについても教えてください!

今一番力を入れているのは、「Rolmo(ロルモ)」(※2)です!

「Rolmo」は、コンサルティング業界のプロフェッショナルと、相談したい人を結ぶマッチングサービスなのですが、今のRolmoの形になるまでには紆余曲折がありました。
私は創業したての時に合間にコツコツOB訪問を受けていた時期があります。自分自身の就活を振り返っても、先輩社員と会い相談することで納得して新卒の会社を選択できたため、後輩の世代への恩返しの気持ちが半分、壁打ちのニーズを確かめたかった気持ちが半分でやっていました。その時に会った人は大体100名程いたと思います。ですが、会っていた人数が多かったのもあったせいか、2回目に会った人の事を何も覚えていないことがありまして・・・。その時に、その人ごとでメモを残せたら、個々に合ったアドバイスができたり、より質の高いコーチングが出来ると思い、まだ世の中にあまりなかった個人ごとに対話を記録できるアプリを自分用に開発しました。
ただ、そのMVPを引っ提げ、キャリアアドバイスやコーチングを営む方々にニーズのヒアリングをしたのですが、あまり需要がないことがわかりました。ヒアリングや検証を繰り返し、試行錯誤を繰り返して出来たのが今の「Rolmo」なのです。最初考案した対話記録アプリとは似ても似つかないですね。

▼参考: People Flow - 対話管理アプリ -

RolmoではOBOG訪問のような形で、直接相談できる現場のプロを探せるプラットフォームとなっています。現在はコンサルティング業界を中心に展開しています。今コンサルに絞っている理由は、前職の経験上「コーチング」のアプローチが比較的浸透していることが分かっていることと、学生・転職希望者からの就職人気が強いことが理由です。

そしてこのサービスを作った目的は、今の時代、”この就職先を選べば正解”などがない時代だからこそ、自分で自分の正解を見つけないといけなかったり、自分らしさを自ら考える時代だと考えております。

様々な方のOB訪問を通じて感じたのは、コンサルティング業界に就職したい理由がなんとなくカッコいいとか、キャリアの幅が広いからといったものが多く、それはそれで良いのですが本人が納得できていないケースもあり、仮に入社できても、将来その理由で腹を括れるのかなと疑問に感じるようになったのです。
 私自身は、幼少期から兄に憧れてサッカーを始めたという経験や、M氏と出会ったことがきっかけでフューチャー社に入社し、コンサルタントというキャリアを積んだりと、身近なロールモデルに憧れて人生を選択することが多くありました。ロールモデルを見てキャリア選択をするのは幾分か腹落ちできるという自身の経験があったからこそ、今の学生に向けて、「この人みたいになりたい」「こういう道を歩みたい」と『誰かに憧れられる人物が身近に居てもいい』という環境を提供したいと思ったのがRolmo提供の思いにあります。
▼サービスURL:https://rolmo.jp/

※2 「Rolmo」は、プロフェッショナルと相談者を結ぶOBOG訪問/コーチングプラットフォームです。現在、コンサルティング業界を対象に展開しています。Rolmoでは、コンサルティング業界を目指す就活生のためのノウハウやテクニックの共有、就活を見据えた対策、入社後のフォローといったサービスを受けることができます。現在、フルリモートでの働き方を採用している企業がある中でも、コンサルタントのプロフェッショナルとリレーションを築くことが出来るサービスです。

ーーありがとうございます。Rolmoの元となったサービスから現在の形となるまで非常に興味深かったです。では、「Rolmo」の業界のニーズ、今後のマーケットサイズについて教えてください!

Rolmoはキャリア教育、コーチング、人材研修などが対象領域になると思いますが、現在のコーチング業界は、アメリカでは約1.5兆円のマーケットサイズと大きく、国内では約300億規模と言われており、この数字は拡大傾向にあります。
ライフコーチングやキャリアコーチングで言えば、時代背景として今の時代に正解と言える人生設計はなく、自分の生き方を自分で考えることが必須となってきているため需要は拡大していくのではないでしょうか。
また、ビジネスコーチングについては、1on1の重要性が認知されてきており、エンゲージメントの向上、離職率の低下が課題となる企業が多いため、今後も市場は拡大するのではないかと見ています。

ーー業界について良く理解が出来ました。次に菅原さんの新規ビジネスの創出においての課題や取り組みについて教えてください!

新規ビジネスで必要なものは、情報の探索が大事だと思ってます。
情報について深く知らないとニーズの有無がわからなくなってしまう一方で、全てにおいて深く知ることは不可能なので、、広く種になることに常にアンテナを貼っていくことを大事にしています。

また課題としては、解像度をどのように上げていくかを重要視してます。
社内だけで考えても決して世の中の役に立つサービスは出来ないので、本当に困っている人をちゃんと見つけて、プロダクトと会話することをいかに早く出来るのかをいつも悩みながら意識して行なっています。

ーーありがとうございます。菅原さんの取り組みについて理解できました。では、COOの菅原さんから見たGenAiはどの様な会社ですか?

自由な遊び場のようであり、ストイックに硬い現場でもありますね。遊びを残したような会社だと思ってます。

弊社では、月に1回、メンバーみんなで集まって好きなお菓子を箱買いするイベントをしたり、クラフト系の飲み物を会社で作って飲んだりとアットホームに社員メンバー皆で楽しんで和気藹々としています。一方で、お客様には全力で向き合い、業務の品質においては手を抜かない仕事場であることを徹底しています。
余談ですが、私が管轄するひよこ事業でも、半分は遊び心を残した物を出したいと考えています。通常、どのプロダクトを作るにも無駄な機能は省くことがほとんどだと思いますが、私は、良い意味で無駄、よく言えば愛着が沸くようなプロダクトを出せる会社にしていきたいなと考えています。

【今後の展望】

ーー今後、GenAiをこういう会社にしていきたいなど、未来像があれば教えてください。

今後、弊社にご入社いただいた方がいた場合、”GenAiは面白い”と思ってくれる会社にしていきたいと思っています。GenAiという会社では、それぞれが自分らしく働ける場がある会社にしていきたいというのが今の目標です。
社員が事業で新しいアイデアを実行したいと思った時も、率先して後押ししたりなど、社員が存分に力を奮い、自分の思い入れのある仕事を生み出せるような、これからGenAiの仲間になってくれる方には、そんな居場所を提供していきたいと考えています。


ーー菅原さんの今後の目標について教えてください。

今後の事業での目標は、今後も市場に向き合い、引き続き困っている人を仕組みで解決できる様なサービスを生み出したいと考えています。
今後そのようなサービスを作っていく上では、一人だけじゃ決して作ることが出来ないので、仲間を増やしていく必要があると思っています。

※3:「創意工夫を忘れない」「原理原則、道理を重んじる」「家族、仲間を大切にする」

ーーありがとうございます。最後に今月で創設2周年を迎えるにあたり、コメントをお願いします!

2周年、早かったです。あっという間です。
まだまだ我々が乗っている船が向かっている先は同じ目的地であり、これから色々な波がきて、これからも仲間と共に乗り超えていくと思います。日々波が変わるので、とても面白いですし、楽しいと感じてます。

仮に、困った状態が続いても、その初めての”困った”を楽しんでいて、ずっと試行錯誤している感じを楽しんでいます。私自身、まだ何もやりきっていないのが気持ちとして大きいので、これからも頑張ります。

菅原さん、本日は貴重なお話をいただき、誠にありがとうございました!今後も定期的にCOOメッセージとしてインタビューさせていただき、社外に発信していきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いいたします!

▼参考
Twitterアカウント(GenAi公式)
Twitterアカウント(COO 菅原)
Twitterアカウント(Rolmo公式)
技術ブログ

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