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概日リズムでは1日の流れのなかで、
朝起きてそこから徐々に体温が上がり日中に最高体温になり
夜が近づくにつれて体温が下がり眠くなるという1日。

体の各部位のセンサーたちが反応しあってホルモンなどを駆使し、
昼は活動し、夜は寝るという環境を整えていく。

一方、睡眠圧では
脳内にアデノシンという睡眠物質が溜まることで眠気を起こす。

起床後15~16時間後に脳内のアデノシンは
最大になり眠気を起こしてくれる。

「概日リズム」と「睡眠圧」
この2つがうまくバランスを取りながら睡眠をコントロールしている。

この2つの関係を説明するのにこういう話がある。

夜中に眠気を我慢しながら夜更かしをしていて、
朝方にそろそろ寝ようとしたときに
眠気がなくなり寝ようと思っても寝れずに目が覚め、
そのあと普通に活動した。

こういう経験をした人は多いのではないだろうか?

この現象の説明をすると、
夜中になった時点で概日リズムによって体温も下がり、
脳内のアデノシンも満杯ぐらい溜まっていて寝る準備は万端。

だが、
眠気を我慢していて無理やり起きていたことで、
ある時間を越え、
概日リズムによって体内ではいつもの朝の起床時間に合わせて
抗ストレスホルモンが分泌され起きる身体になっていく。

するとさっきまであった眠気がなくなり目が覚める。

身体は少しだるいが日中の活動はなんとなくできる。

自分が意図しなくてもこういう風に
体は勝手に眠気をコントロールしてしまう。

寝なくても活動はできるが、
脳内ではアデノシンが溜まり続けているので、
寝なかった翌日には溜まりに溜まったアデノシンが
勢いよく襲い掛かってきて意識がなくなるように眠りにつく。

また、起床時間や就寝時間がずれることで
概日リズムも崩れ数日は体調が整わなくなる。

私も若いときはそういうふうに過ごしたことが多々ありました。

たまには無理をしてこういう生活をすることもあるかと思う。

でも、そのときに自分の体内でこういうことが
起こっているんだと分かると眠気と向き合えるかなと思う。

朝起きて昼前や仕事の終わりそうな夕方など
変なタイミングで眠気がきたという人は
身体のリズムが崩れている可能性がある。

だからそういう人は自分のリズムを見直してほしい。

ちなみに、
昼食後(13時から14時頃)に出る眠気は
ポストランチディップといって
私たちのDNAに刻まれた自然な眠気です。

その時間に20~30分程度お昼寝ができると
午後のパフォーマンスも上がるし、
身体のリズムも整いやすくなりますよ。


なので自然に起こる眠気を大事にしてほしいです。

自然な眠気が起きないので薬に頼り
それを手放せないという人もいます。

お酒を飲まないと不安で寝られないという人もいます。


自然な眠気が起こることは幸せなこと。

だから自然に眠気がきたら寝てください。

自然に寝れることで人生が変わると思います。

それぐらい睡眠は偉大なものです。

なので睡眠を大事にしていきましょう。


寝れない人が自然な眠気を起こせるように
お手伝いをしたいと思っています。

今後そういう店舗を造りたいと思っています。

『明日を良い日にするには今日の睡眠から』

では、ゆたしくうにげーさびら(よろしくおねがいします)



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