#5 好きな人からミュートされた
2022年も残りわずか。
今年、僕は「本厄」の年だった。
割と有名な神社で厄払いをしてもらったにも関わらず、今年は「何か上手くいかない」「運がない」「よりによってこのタイミングかよ…」みたいなことが多かった気がする。
あまりスピリチュアル的なことを信じたくはないが起きてしまったことを信じないわけにもいかず、「本厄」の恐ろしさを身にしみた一年であった。
そんな「厄年」ももうすぐ終わりということで、来年の目標なんかを考えていた矢先、「本厄」はまた僕に牙を向いたのだ。
話は変わるが、皆さんはなぜインスタのストーリーをあげるのでしょうか?
みんなに自分の充実さをアピールするため、楽しかったことを記録しておくため、みんなへの情報共有のため、etc…
様々な理由で皆さんはストーリーを投稿すると思う。
そんな中、私のストーリーをあげる目的の大部分は「好きな人に構ってほしいから」である。
他の記事でも伝えている通り、私は同性愛者だ。
直接、自分の愛をアピールしにくい特性上、SNSで好きな人と交流を図ろうとするのは至極当然だと思う。
好きな人が興味の持ちそうなコンテンツや、好きな人が反応してきそうなコメントをフックとしてストーリーに上げる。
そうすることで好きな人と交流を図れる。DMが来たときには、ガッツポーズをしてしまうほどだ。
そしてストーリーには親切にも「既読者」というのもを表示してくれる。そのストーリーを誰が見たか、表示してくれるのだ。
好きな人に向けストーリーを投稿している僕からすれば、その既読者は毎回毎回チェックする。そしてちゃんと僕の想い人が僕のストーリーを見ているか確認するのだ。
そんな形で日々インスタ生活を送っている僕なら、異変に気づくのはそう難しくはなかった。
ある日を境に既読者に好きな人が表示されなくなったのだ。
忙してくてインスタを見ていないかとも思った。
しかし他の人のインスタには反応しているっぽいし、自分のストーリーも更新している。これは明らかに恣意的に僕のストーリーを避けているとしか思えないのだ。
なぜ今避けられているのか、なにか悪いことをしてしまったのか、見当もつかない。
見当もつかないからこそ恐ろしい。
むしろ最近は頻繁に連絡をとっていたし、何回か会ったりもしていたのに。
どうすればいいかわからない。
一年の最後の最後にここまでしなくてもいいじゃないか、本厄さんよ
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