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昆虫学者もびっくり?!・カラスアゲハ観察計画No.1

【企画概要】

 テーマは、「北海道胆振東部の里山で、カラスアゲハの習性を観察すること」です。なぜ、カラスアゲハだけが群がっていたのか、その理由を解明したいと考えています
 具体的な内容は、夏の期間にカラスアゲハが群がると考えられる条件を、里山で再現します。そして、目視やビデオ撮影などを通じて、その様子を観察し、結果を記述し検討します。 

来年の夏、中2の息子と蝶の観察する計画を立てたのですが。

 なぜかと言うと、最近受けていたオンラインセミナーの中で農家さんの動画を見ていて、私の子どもの頃の思い出がふと蘇ったんです。それが今回の企画立案のきっかけになりました。

 

私の事

大人たちの努力と子ども時代の過ごし方

 幼い頃、私は、農家であった祖父母の家で過ごすことが多く、その時は、農繁期で親戚一同集まって、大人たちは、早朝から夜遅くまで、めちゃ働いて、子どものことなんかかまっていられない。

 午前中一回も交換できなかった乳児であった私の布おむつは、びしょびしょで、母は涙が溢れたとよく言ってたっけ。嫁ってたいへんだったんだ。ま~、だけど、2歳くらいの私の白黒写真は、体にさらしを巻いただけで、真っ黒い顔して満面の笑み。後にも先にもそんなキラキラ笑顔の写真はないの。学校での写真は笑っていないし(汗)

幼少期の思い出

 ど田舎なもんで、玩具も、絵本も、駄菓子も無し。私のお昼は、塩おにぎり一個、お腹が減ったら、畑のトマト、キュウリ、メロン、道端の甘いけど糸みたいな虫が潜んだキイチゴ、グズベリー、虫食いだらけのすもも、山の幸を取って食べてた。

 それで、虫や小動物が玩具代わり。例えば、クワガタを生きたまま、頭を回して一周が1歳で、もげるまでの回数が年齢。蛙を穴に入れて、爆竹詰め込んで爆発。ゲンゴロウを祖父の湯飲みに入れてお茶を注ぐ。農耕馬の堆肥からまるまる肥えたみみずを取り出し、空き缶で切り刻む。生まれたてのネズミの子を空き缶に入れて埋める。蝶々には実験キッドの注射機で水を打つ。青大将をつかみ損ねて指に穴二つ。
    思い返して、養老先生の虫塚にスイカの切れ端をお供えしたい気持ちになっている。

 さながら、野山を駆け回る山猿。今考えると、一人で、危ない川や池にも入り、よく生きていたものだ。

 どうして、蝶の観察計画にたどり着いたかは、次の記事につづく………。


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