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ふたつの疑問

2日目、いきます。
ホントつい、最近になって気付いたんですけど…。
私ずっと、知らずしらず「好きなもの」や「やりたいこと」を、自ら遠ざけてきちゃったんですよねぇ。
ホント、まったくこれっぽちの自覚もなく四六時中、そうしてきたので。
それこそ四六時中「どうして私、やりたいことができないんだろう?」って、ずーーーーっと考え続けてました。
あと「どうして好きなことしてるはずなのに、こんなにも苦しいんだろう?」って疑問もありました。
とにかく、そのふたつの疑問が常に頭の中をグルグルしてる状態で生きてきたんです、私。
それがもう、ストレスでストレスで。
そこに、さらに「人間関係が築けないストレス」が積み重なっていたので。
過剰なストレスに押しつぶされそうになって、結局、あらゆる人から距離を置くって選択をせざるを得なくなってました。
ずっとそばにいてくれたパートナーが生きているころはね、きっと私がストレスに呑み込まれないでいられるよう、衝緩材の役割を果たしてくれてたんだと思うんですけど。
亡くなって、そばからいなくなってしまったことで堰が切れ、一気にストレスが押し寄せてきて。
とりあえず何も入って来られないように、細かい穴までひとつ残らず、手近にあったガムテープでふさいでいった感じでしょうか。
まぁ、ひとことで言えば「社会との途絶」ですわ。
人と関わることによるストレスをすべて排除して、ずっとずっと気になってきた、ふたつの疑問に専念したかった。
「どうして私、やりたいことができないんだろう?」
「どうして好きなことしてるはずなのに、こんなにも苦しいんだろう?」
もうね、これ以外はどうでもよかった。
生き続けることにすら、キョーミなかった。
パートナーの闘病による葛藤を経て、そのころにはもう「死」ってものの本質を理解できてたので、恐怖心も消えてたし。
このふたつの疑問を解消できないのなら、人生という名のゲームから、ログアウトしたって一向にかまわないって思ってました。
ところがねぇ、ひとりじゃまったく歯が立たなかったんですよ。
疑問は疑問のまま、頭の中をグルグルし続けるばかりでした。
「どうしてだろう?」「なんでなのかな?」ホント言葉どおり四六時中、休みなく考え続けても、答えなんて出る気配すらありませんでした。
そんなときにコロナが始まったので、私も最初は恐かったんですけど。
いろいろ自分で調べてくうちに、だんだんとこの、世界を股にかけた一大イベントの構造が見えてきて。
そうすると、やっぱり笹原さんの「白ウサギ」にたどり着くことになり…。
きっとみなさんそうだったと思いますけど、そこに至るともう深掘りせずにはいられなくなって、パソコンの前から離れられなくなるでしょ?
私その段階で、とてもじゃないけど自分ひとりではメンタルが維持できないって感じて、それでカウンセラーを頼ることにしたんです。

なんか、こんなこと書くつもりじゃなかったんだけど、まぁいいか。
カウンセリングを始めてからは、やればやるほど、すべては相互につながってるって分ってきて。
最初は抵抗したけど、「もう、あきらめるしかない」ってなって。
そのときにねぇ、マジで悩みました、ここでやめようかって。
できる気がまるでしなかったし、最初っから私、例の疑問が解消するわけないってあきらめてたとこがあって。
こんな苦しい思いするくらいなら、疑問は疑問のままでいい、って。
よっぽど、あきらめようと思った。
でも、それでもあきらめられなかったんですよ。
自由に、好きなように、やりたいことをできる自分になることが。

そして、つい先日、とうとう疑問が解けました。
すべての原因は「私が私じゃなくなっちゃう」っていう、恐怖でした。
カウンセリングの過程で私、二重人格の一歩手前の「解離」があるって、すでに判明してたんですけど。
それとともに、病名で言うと「離人症」っていう症状もあったらしくて。
子供のころに日々、直面してきた親からのプレッシャーによって「自分は気が狂ってしまうのではないか?」「気が狂って、私が私じゃなくなっちゃったらどうしよう?」って恐怖が生まれてたんです。
もうね、小学校に上がったばかりくらいの子供でしたから、その恐怖たるやすさまじいものだったんだと思うんですよ。
頭の中はもう「どうしよう?どうしよう?」ばっかりで、親に呼び掛けられても、気付くことすらできなかった。
たぶん、そんなことが何回か、重なったんだと思います。
そしたらこんどは親が、呼び掛けても私が気付かないことを問題視しはじめ「目の前のことに集中してなさい」って、口うるさく言ってくるようになって。
それでねぇ、私「夢中になること」と「自分じゃなくなること」とを、結び付けて記憶しちゃったんですよ。
「夢中になったら、自分じゃなくなっちゃう」って、潜在意識の奥深くに書き込んじゃった。
この恐怖がねぇ、もう、とてもじゃないけど太刀打ちできないんです。
いまだに、恐くて恐くて、動けなくなっちゃうくらい。
だから知らずしらず、夢中になるようなことを、自分から遠ざけてきたわけですよねぇ。
これが、ずっと私とともにあった、ふたつの疑問のこたえでした。
好きなことや、やりたいことをすると夢中になってしまって、自分でいられなくなるから__。

ただ、こたえに行き着きはしたものの。
正直この、いまだに縮み上がるような恐怖心を、克服できるイメージがわきません。
それどころか「できなくて当たりまえでしょ、そんなの」としか、どうしたって思えない。
でも、そんな自分を受け止めるところから、改めてスタートするしかない。
…というか、そんなチキンな私をようやく、ホントにようやく受け止められる余地ができたってことですよ。
ずっと手に入らなかった、疑問のこたえが出たおかげで…。
だから、現時点ではできるはずないのに、やりたいことを「やりたい」って思えただけで100点満点。
いまはホント、それだけで十分なんです。

では、もしも最後まで読んでくれた方がいたら、ありがとうございました。
また明日。

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