8.「仕事やめたい」を考えた(あまあまです)

「仕事やめたいなあ」

私の中にこの一年間常にある言葉。こんな言葉が、思いが常にあるって、苦しすぎます。でも、それを払拭するために仕事をやめる、という決断ができない私のうじうじ駄文でございます。

私は一応入社一年目の新入社員です。でも、この肩書もあと一ヶ月で使えなくなります。今年の新卒は確かに異例で、私も6月までは丸々自宅待機の日々でした。私の会社はリモート体制とか恐らくそのころ全然準備していなかったおかげで、その4月から6月までの2か月間、何をするわけでもなく本当にニートのような、大学のころよりも堕落した贅沢な時間を過ごしました。
(大学生の時は暇な時間なんてなくて、バイトか遊びか飲みか学校か、てか感じでしたがあの期間は遊びにも行けない働くこともしなくていい勉強もしなくていい、という最高にフリーな時間でした。)

その頃は自宅待機をしながら未知なる「社会人」に、まさに胸を膨らませていました。最初志望していた会社ではなかったけど、志望業界でしたし、アルバイトを通して「仕事って楽しい!!」と思っていた私は、社会人になっても同じような充実した、でも新しいステージで新鮮な生活が始まると思っていました。

そして6月。初出社はしたものの入社式や研修もなく、初日からデスクに座って覚えていくスタイルで社会人生活が始まりました。行ってみると会社はそんなキラキラしたところではなくて、新人だからと言ってチヤホヤされるわけでもなくて。元々「最初」に弱い私は最初の1週間でもう「やめたい」と思っていました。

明確な理由はわかりません。でも、私はいつも最初に弱くて、中学校や大学の一番初めはいつも躓いていました。慣れるまでに時間がかかるというか、自分の思った通りにできないというか、自分を出すのに時間がかかるからなのかもしれません。まあそんないつもの調子だよ、と母にも言われ、自分でもそう思っていました。

それから1ヶ月くらいは毎日同じレベルの「嫌」が積み重なっていきました。たまたま私の部署は同期が複数人配属されて、周りには「羨ましいよ~」などと言われましたが、私には真逆でした。周りと比べてしまう癖がある私は、ほかの同期と比べて自分が劣っている、と感じてしまい、それがとてもストレスでした。そしてそのことを表に出すことはできず、表面上仲良し同期、でいることもストレスでした。

恐らくこの「劣等感」が私の「やめたい」の大きな理由かもしれません。今まで割と順調に来た人生でした。中学校から受験をさせてもらい私立の学校に通いました。成績で特に悩んだことは特にありませんでした。すごーく秀でた何かがあったわけではないけれど、「中の上」を常にキープしているような人生でした。

でも、会社に入って自分が圧倒的に「できない」と感じることが増えました。私溜め込むことが苦手で、結構なんでも思ったことを誰かに言うんです。で、この劣等感のこともちょっと相談というか、飲みの席で話したりもするんですが、「新人のわりに頑張ってるよ」とか「全然できてるよ」と言われます。もしかしたら本心なのかもしれないけど会社の人を全く信用できない私がいて。だって現状売上だったりスキルの面で劣ってるじゃん…もっとアドバイスとかしてくれればいいのに…が現在進行形で積み重なっていきます。

あとの理由としては「単純なミスマッチ(自分の事前準備の不足)」かな、と思っています。その中にもいくつかあって、「仕事内容」「自分がしたいこと、できること」「そもそも仕事をするということについて」それぞれをこれまであまりきちんと考えて歩んできませんでした。

「仕事内容」に関しては、自分の就職先の事業モデルや実情を把握できていませんでした。事業モデルとかについては、準備不足だな、と思います。実情、で言うと働き方だったり人間関係だったり雰囲気については実際働いてみないとわからないことなので、まあ仕方がないですが、転職とかを考えたら、インターンとか、お試し就業期間、みたいなのがあるとミスマッチは減らせそうですよね。

「自分がしたいこと、できること」は、前の内容とも少しかぶりますが、俗に言う自己分析が足りてなかったのかもしれません。ただ、ここに関しては準備不足とかそういう話ではないと思っています。働く前にはわからなかった自分にできること、できないこと、したいこと(許容できるところ)、したくないこと(絶対にNOなこと)が働いてみて見えてきたと思うからです。学生の頃把握していた「自分」と、今見えている「自分」は少し違います。ここは深堀して、言葉にして、noteとかで発信することではないけど、きちんと考えてあげないといけない大切な部分だな、と思っています。

そして「そもそも仕事をするということについて」です。これは、もう次の時同じ失敗というか、状況にはならないと思うのですが、要するに甘かったな、と思います。学生と社会人の間には大きな壁があって、それを理解できていなかったんですよね。これについてはまた一つ、別タイトルで語れそうなのですが…(笑)

「仕事」って何だろう?絶対しないといけないと思っていたけれど、果たしてそうだろうか?アルバイトもパートも仕事?たとえば歌手と自負すれば歌手が仕事になる?毎日辛い思いをしてまでしなきゃいけないことなのか?「生きる」の中で「仕事」をどう位置付けていこう、ということを上に述べたような様々なまだ解消しきれない疑問とともに考えるようになりました。

オチがない話で恐縮ですが、考えを放出できて少しすっきりしました。
ぶっちゃけ超ブラック、というわけでもないし周りの人が最悪、とかでもないけど常に心に重い石がある感じで。やっぱり甘えだよなあ、とか慣れたら楽しくなる日も来るのかな、とかいろいろ考えます。でも、やっぱり人生一度きりだし、「若さ」は取り戻せないし。区切りを決めて、ある程度の地図を描いて次に進まなきゃな、と今は思っています。

今までの人生の中では恐らく最も最悪な日々なんですが、学生のころには持てなかった考え方を持てたり、「ここは合わなかったんだな」と見つけられたことがせめてもの前進です。よーし、明日も仕事がんばるゾ…。


けじゃん。


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